

福島に行った友達との約束を
前日キャンセルして帰った地元
突然の危篤 当たり前の日を
失いかけてるって状況
父さんの運転で向かう平鹿病院
会話もままならない
一旦向かう 母方の実家
医者からは「良くてあと3日」って
受話器取って耳触る訃報
さっき会ったばっかりなのにって 泣けなくて
でも今更 涙が流れるのは何故?
心が殺されそうな この世界から僕を連れてって
そっちの景色は綺麗ですか?
今は僕の名前も言えますか?
昔飼ってた犬の名前しか出てこなくなって
金魚すくいまた教えてよって
僕もそっちに連れてって
って、Can I go to heaven in the first place? 善人でいる前提?
隣で従兄弟 動かすモンコレ
まだ小さくて分からないのかも
歌ってない あの頃は
シャイで人見知りな男の子
一緒に暮らしてた孫が産んだ長男坊
駄菓子とか好きな物買ってくれてた 何でも
老体で車に轢かれそうな幼き僕守ったり
戦時中の苦労は話さなかった昔話
あなたの目に映る僕はきっと神童
好奇心で歳の割に蓄えてた知恵
こんな姿見せられない 張りたい胸
この曲も 思い馳せて 歌いたい 大きなステージ
その時は是非観客席どころか、ステージ中央くらいまで降りてきてください
心が殺されそうな この世界から僕を連れてって
そっちの景色は綺麗ですか?
今は僕の名前も言えますか?
昔飼ってた犬の名前しか出てこなくなって
金魚すくいまた教えてよって
僕もそっちに連れてって
って、Can I go to heaven in the first place? 善人でいる前提?
- 作詞者
Scizor a.k.a. えんたい
- 作曲者
Omamurin
- ミキシングエンジニア
T-KNOW
- マスタリングエンジニア
T-KNOW
- ボーカル
Scizor a.k.a. えんたい
- ラップ
Scizor a.k.a. えんたい

Scizor a.k.a. えんたい の“七草がゆ”を
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七草がゆ
Scizor a.k.a. えんたい
Scizor a.k.a. えんたいによる2025年6作目のリリース作品。
本作は、アーティスト自身が小学校3年生の頃に先に旅立った曾祖母へ向けて制作された楽曲である。
当初は命日の9月11日にリリースを予定していたが、「日にちまで重ねると、悲しみが強くなりすぎてしまう」との想いから、リリースサイクルを一度ずらし、11月に発表することを決めた。
幼い頃に自分を大切にしてくれた曾祖母に、何も恩返しができなかった悔しさと深い愛情を、飾らない言葉で綴った一曲。
聴く人の心に静かに寄り添う、温かな作品となっている。
アーティスト情報
Scizor a.k.a. えんたい
秋田出身、東京拠点のアーティスト。最終目標に“漫画原作者兼ラッパー”を掲げ、独自の表現スタイルを模索し続けている。 「好き」を真っ直ぐに歌詞へ落とし込み、具体的な情景描写と内省的な視点でリスナーの心に刺さる言葉を紡ぐ。 ジャンルやスタイルに囚われず、様々なサウンドの上で自由自在に表現を展開。楽曲ごとに異なる世界観を構築しながらも、一貫した芯を感じさせる。 2024年より東京に拠点を移し本格的にリリースを開始。2025年も勢いそのままに、継続的な楽曲発表とライブ活動で存在感を高めている。
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