孤独には勝てないという
部屋中に敷き詰めたカーペット
窓際に並べたまま
こっちを睨む
古びたモンスター
二度あることは
三百回繰り返したとしても
無くしたことにすら
気づかないふりをしてるのだろう
優しい嘘をついたり
迷ってばかりのファンタジー
の住人は鬱病
笑顔のあの人の過去にも
騙してばかりのファンタジー
ファンタジーの住人は鬱病
孤独には二種類あって
三度目は君の被害妄想
鏡を覗いてみよう
鏡もまた君を見てる
加害者は孤独だという
孤独に耐えられなかったという
優しい嘘が好きで
選んでしまうからファンタジー
の住人は臆病
真面目なあの人昨日から
疲れてしまったファンタジー
ファンタジーの住人は鬱病
思い出して
作り笑いを浮かべて
溶け込んだふりをしていないかい
優しい嘘をついたり
迷ってばかりのファンタジー
鬱病
誰も彼もがファンタジー
ファンタジーの住人は鬱病
- 作詞
印藤勢
- 作曲
印藤勢
マシリト の“ファンタジーの住人”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
HIGH SCHOOL DRAGON
マシリト
- 2
カリメア
マシリト
- 3
マイマイ・ミー
マシリト
- ⚫︎
ファンタジーの住人
マシリト
- 5
PINK TV NOISE
マシリト
- 6
高圧電線のテーマ
マシリト
- 7
HOLIDAY MOTHER COMPLEX
マシリト
- 8
MARCH?
マシリト
- 9
続・週末
マシリト
それまで鳴らしてきた音のイメージ、積み上げたバンドの立ち位置からの脱却を目指したのだろうと感じ取れる、どっぷり浸かったら抜け出せなくなるようなギリギリの依存症感を堪能できる作風。良い意味で癖の有り過ぎるメロディーと声色、そして歌詞が作り出す世界観は、哀愁と呼ぶには悲しすぎるし、歌謡というには毒づき過ぎていて、多彩なのにモノクロ。思い浮かぶ形容は1曲毎に裏返しになる。聴き終わる頃、ファンタジーの住人になる決心がついているかどうかが重要。 アートワークはHESOMOGE(http://hesomoge.com/)が担当。 2017年、この作品が産み落とされて10年。 活動休止から8年という時間を経て再び活動を再開した今こそ、再評価されるべき1枚。
アーティスト情報
マシリト
1999年、幼馴染である印藤勢(Vo、Gt)と川敦(Ba)により地元・練馬にて結成。 2008年リリースの4th Album「違和感を唱え終わりの鐘が鳴る前に」より石川大輔(Dr)加入。 8年の充電期間を経て、2017年活動再開。 邪悪なリフワークと対照的な歌謡センス、文学的とも喩えられる詩はファンタジーとリアルを行き来する人々に依存性が強い。
マシリトの他のリリース
ANTIKNOCK RECORDS