chapter.5 Front Cover

Lyric

shimmer

Lenalee

一生忘れたくないことは

スイヘイリーベ唱えたあの夏の

露骨に人工的な柑橘系の匂い

乾かし過ぎたシャツを揺らす風

一生忘れたくないことは

二つ影落としたあの秋の

やけに叙情的なアルミ缶の模様

日々長くなる袖と、夜の話

どうかこのまま、ねぇ生かして

幸せはそれなりでいいから

端からそこまで私期待はしてないんだ

一生忘れたくないことは

傑作小説に溺れたあの冬と

比べて私の話は少し短く悲しい

って気づいたこと

それならばもう

どうか消えるまで満たして

いずれ来る終わりがスグなら

誰かに底まで愛されて

愛し返したいな

どうかそのままねぇ聞いて

「私、君に逢ってから…」

なんて残すのはズルいか

なら続きは記しておくから

どうかそのままで

叶うなら私の分まで

時が経って、思い出して

共犯の日々と真実を

一生忘れたくないことは

  • Lyricist

    Lenalee

  • Composer

    Lenalee

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