

借り物みたいな声で笑って 「正しい私」を演じてきた
鏡に映る“他人の私”が だんだん本物みたいな顔をする
もう充分でしょ? 言われるたび 心が削れていく 愛想笑いの裏で
壊れかけの本音が泣く
仮初めのレプリカなんかじゃない 私の痛みは私の色だ 剥がれ落ちた仮面の下で
やっと呼吸ができる 嘘でできた人格(ひとがら)など
今日で全部、焼き捨てるから 偽造された人生(レプリカ)から
今、私を奪い返す
“いい子”だなんて称号いらない 都合の良い期待は呪い 心の奥でずっと叫んでた
「もう私を私に返して」
わざと外したピアスみたいに 乱れたままでいたい夜 答え合わせの人生なんて
もう御免だわ
仮初めのレプリカを破って 本物の声で名を呼ぶ 誰の人生でもない
私だけの物語を 嘘の衣(ころも)を脱ぎ捨てて 傷だらけでも構わない
たとえ世界が許さなくても 私はここにいる
“期待通り”で生きるなんて もううんざりよ 綺麗な正しさの後ろで
どれだけ私が死んだと思うの
叫ばせて この胸のざらつきを 声にならない声で 生き返らせるの
仮初めのレプリカじゃ生きられない 今、全部塗り替えていく 痛みも嘘も汚れも
私の証明にして 歪でも不完全でも この鼓動で進んでいく
奪われた命のページを 私が書き直すんだ
- 作詞者
NAGISA
- 作曲者
NAGISA
- プロデューサー
NAGISA
- ボーカル
NAGISA

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- ⚫︎
仮初めレプリカ (オリジナルver)
NAGISA
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パスワードは存在しない (オリジナルver)
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赤い編集線 (オリジナルver)
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フィルター越しの青 (オリジナルver)
NAGISA
- 10
Re:Define (オリジナルver)
NAGISA
このアルバムは、
「自分が何者か分からなくなったところ」から始まる。
混線する感情、
崩れていく理想、
信じていたものの輪郭が失われていく痛み。
SNS、恋、憧れ、他人の期待??
いつの間にか借り物の定義で生きていた自分を、
一度すべて壊していく物語。
ノイズに飲まれ、
フィルターに惑わされ、
低解像度の“神様”を見上げた先で、
それでも残ったのは「声」と「意志」だった。
Re:Define は、
傷ついた過去を否定するのではなく、
意味を書き換えることで前に進むためのアルバム。
痛みも、混乱も、迷いも??
すべてを通過点として抱えながら、
「私は、私を選ぶ」と宣言する。
これは終わりではない。
自分を再定義する、その瞬間の記録だ。



