Re:Defineのジャケット写真

歌詞

解像度のない神様 (オリジナルver)

NAGISA

あなたを“神様”なんて

呼んだ覚えはないのに

気づけば心の奥で

偶像(イメージ)だけが育っていた

指先で触れた途端

ざらついた現実(リアル)が滲み出す

きれいな輪郭ほど

嘘の数が多かった

解像度の低いままで

祈るふりしていたんだ

あなたじゃなく

“理想の影”に向かって

解像度のない神様

光の粒が剥がれ落ちて

あの信じてた姿さえ

輪郭のない亡霊みたいだ

解像度のない神様

きれいに見えた理由は

わたしの心が

勝手にノイズを消しただけ

あなたの声の震えを

“優しさ”と誤読した

矛盾だらけの仕草も

奇跡に見えていた

名前も知らないまま

救われた気になってた

偶像の中のあなたは

本当のあなたを奪った

解像度が上がるほど

痛みだけが増えていく

静寂の底で

崩れる祈りのピクセル

解像度のない神様

わたしが描いた幻図(イメージ)

あなたの痛みも弱さも

見ようとしなかっただけ

解像度のない神様

理想が壊れた音が

胸の奥でまだ

ざらざら響いている

あなたはただの人

それ以上でも以下でもない

それでも祈りたくなる

わたしの弱さがにじむ

輪郭をなくした夢が

闇に溶けていく音

その寂しさだけが

本当の救いだった

解像度のない神様

もう崇めたりしないけど

不完全なあなたのまま

そばにいてほしいと思った

解像度のない神様

真実はいつも粗くて

それでも確かに

わたしの世界を照らしてる

  • 作詞者

    NAGISA

  • 作曲者

    NAGISA

  • プロデューサー

    NAGISA

  • ボーカル

    NAGISA

Re:Defineのジャケット写真

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このアルバムは、
「自分が何者か分からなくなったところ」から始まる。

混線する感情、
崩れていく理想、
信じていたものの輪郭が失われていく痛み。

SNS、恋、憧れ、他人の期待??
いつの間にか借り物の定義で生きていた自分を、
一度すべて壊していく物語。

ノイズに飲まれ、
フィルターに惑わされ、
低解像度の“神様”を見上げた先で、
それでも残ったのは「声」と「意志」だった。

Re:Define は、
傷ついた過去を否定するのではなく、
意味を書き換えることで前に進むためのアルバム。

痛みも、混乱も、迷いも??
すべてを通過点として抱えながら、
「私は、私を選ぶ」と宣言する。

これは終わりではない。
自分を再定義する、その瞬間の記録だ。

"