FLYING HOUSE 2085のジャケット写真

歌詞

Prologue

浜辺 武志, 南都 涸月

時は2085年。度重なるパンデミックにより

人間同士の物理的接触は、禁止されていた

こうした背景から、政府は人間とアンドロイドとの

交際・結婚を制度として認み推奨している

それでもヒトは、ヒト同士の物理的接触を欲した

そのためここ澁谷町・悶々坂のような

人目を避けられる裏通りには

遊郭街が脱法的に広がっていた

今宵、悶々坂の巨大遊郭ビル・

「フライングハウス」の待合室に

緊張した面持ちの男がひとり

ここでは彼のイニシャルの頭文字から

「K」と呼ぶことにしよう

Kはパートナー型アンドロイドとの生活に飽き

生身の人間との物理的接触を求め

「フライングハウス」を訪れた

まさにこの瞬間、その爪を切りながら

いまかいまかと案内を待つ

と、その時TVから

最先端のデジタルAIヘソ性感マッサージ

通称「ベベダイーム」のCMが

流れてきたのであった

  • 作詞

    浜辺 武志

  • 作曲

    浜辺 武志

  • プロデューサー

    浜辺 武志

  • 共同プロデューサー

    南都 涸月

  • ソングライター

    浜辺 武志

  • プログラミング

    浜辺 武志

FLYING HOUSE 2085のジャケット写真

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FLYING HOUSE 2085

浜辺 武志, 南都 涸月

◆「FLYING HOUSE2085」とは?
⻄暦 2085 年、禁忌の愛憎が交錯する SF 遊郭活劇
人類の未来は、たったひとりの風俗童貞に託された―――
会話だけで展開していく「声劇」のトラックと、それを基に創り出された「楽曲」のトラックを織り交ぜた、イマーシブ・ミュージック・アルバム。 1 枚のアルバムを通じて、物語を紡ぐ。
◆あらすじ:
舞台は、2085 年、澁谷町悶々坂。パートナー型アンドロイドとの夜の生活に飽きた主人公「K(ケイ)」は、人生で初めて、遊郭ビル「フライングハウス」を訪れる。そこで美しき遊女「ぴんぴん」と出逢い、平凡だった人生が翻弄されていく、SF 遊郭活劇。

アーティスト情報

  • 浜辺 武志

    23年1月に配信したアルバム「うつろうつろう」がitunesミュージックのR&B・ソウルチャートで7位にランクインしヒットを記録。 「origami home sessions」や「smallthingsPJ」等でのmabanua氏,関口シンゴ氏、WONKとのコラボ音源や、バンド時代に「ずっと真夜中でいいのに」のキーボディスト村山☆潤氏によるプロデュース楽曲のセルフカバーが好評を博す。 24年8月には次回オーディオドラマアルバムからの先行曲として「yah yah 」をリリース。 本作「yah yah」は、主人公Kが、アンドロイド遊女ピンピンに騙され、時には「麻酔あんかけ」をかけながらも、懸命に生きる姿を表現しており、ドラムンベースを軸にしたダンスナンバーに仕上がっている。

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  • 南都 涸月

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