歌詞

春を抱いて

産まれたたあの子は

何も知らず

息を吹いた

あれもこれも

忘れたいな

すべて風に流して

人の手 温かい

春のよう

貴方の手で

私を撫でて

あ、

貴方の声が

聞こえたわ

もうずっと側に居てよ

ずっと待っていた

ただ貴方を

春を愛でた

貴方の横顔

ずっと、ずっと

変わらぬままで

居てよ

風が散らした

花びら

何も要らなかった

美しい言霊

春みたい

耳と口が

重なるような

ねえ、

あの日は

私は

いつの間に

遠く離れたの

離さないでね

この両手を

桜が舞う

花踊る

一日と保たずに

散って往く

貴方だけを

ずっと待ってる

今でもこの地で

想い馳せて

あの日も桜が降っていた。

私は貴方と手を繋ぎ、

一度しかない電車を待った。

見上げる度、

貴方は私に微笑みかけた。

穏やかで、優しくて、綺麗で。

きっとそれが、

私の春だった。

ずっと、待っていた。

ただ、貴方を。

ねえ、聞こえる？

桜が舞う

花踊る

一日と保たずに

散って往く

貴方だけを

ずっと待ってる

今でもこの地で

「想い」馳せて

春を抱いて

産まれたあの子は

何も知らず

無垢に笑った

あれもこれも

貴方の笑顔も

すべて

受け取ったよ