Lyric

不思議に思うんだ

昨日まで飛べてたこと

羽があったから？

風が吹いたから？

それとも何かが私を空へ

導いたのか？

夜になると不安で

眠れなくなってしまうよ

人が創った白い光は

何だか心許なくて

朝日が恋しくて

おんなじ白に変わりはないけどさ

きっと何かが違うんだろうな

そう考えたとき

ふと気づいたんだ

私だっておんなじなんだって

誰かにとって

例えば そう

夜空に光る星みたいな存在

きらきら瞬いたり

優しく照らしたり

それは私だけの

私という名の星

だけど

誰かと違うってことが

弱さに見えてしまった

「あなたの声に、歌に、存在に

何度も救われたんだよ」なんて

何言ってんのさ

救われてるのは私のほうだよ

でも本当にありがとう

「ことば」って音に

「言」の「葉」って文字をあてた

その心はきっと暖かくて素敵だ

だけど私だったら

「言」の「羽」にしたいな

だって私が飛べてたのは

筆と絵の具とパレットを持ってきた

描いたしろくろ

大事そうにプレゼント抱えてる

ねえ君は泣いてるの？ 笑ってるの？

愛されているってことが

幻に見えてしまった

明日になったら

また飛べるのかな？

飛びたい 飛べない 飛びたいの繰り返し

朝日を浴びて芽を出す双葉のような

まっさらな羽を夢に見てる

こんな日くらい 思い出に浸って

そっと涙流してもいいよね

ごめんね 明日こそ

不思議に思ってた

昨日まで飛べてたこと

羽があったから？

風が吹いたから？

ううん 違うよ

君がそう言ってくれたから