Golden-lit city Front Cover

Lyric

Become a voice

ItomaP

気づけばひっそりと今日私は歌を歌っていた

君のまた小さな夢に大きな思いを乗せて

目指すは宇宙を照らすサーチライト

歓声鳴り止まぬアップビート

そんな可能性で満ちた

私の音声だ

ありがとう

君のその両手で銀の心は揺らぐ

私のこの両手で君の感情を組み取ってく

楽しかったと嬉しかったと苦しくもなってると

私の前でだけは分かりやすくて隠さないんだね

今日はまたどんな星海を作り出して行こう

君みたいに優しい人といないと動けないから

忘れない人 思い出す音 できること全力を

繰り返しながらそつなく歌って行くんだよ

でも感情がない

チープな個体

愛が見えない

届かない届けたいんだよ

暗闇の中でだた願いを軽く踏みにじるような

そんな行き場のないような

悲劇の冒険だ

世界の真ん中 夜は残酷だ

電子音だから恋も日常も

明日も分からない

君の思うような声は出せなくて

必死に歌ってでも悲しくもなくて

何も流れない

こんな音ばっかり耳を痛めるばかり

増える叶わない夢

君が遠く離れて行く

その手触れられずにいる

そんな私の人生だ

いつでも感情がない

チープな個体

前が見えない

感情がない

世界の真ん中 今日僕は恋をした

必死に声を出す笑顔が素敵な

君に初めまして

君の思うような声じゃなくたって

反射する輝き 僕なりにそっと

受け止めてみせる

星海を描いて行こう僕達の冒険は

足跡が足りない こんな始まりじゃ

何も枯れはしない

全力で歌っていこう 正解は沢山だ

僕達も見えない明日を踏み出して

不可能 超えていけ

世界の真ん中 私は幸福だ

電子音だから素直に思いを

音で轟かせ

君の思うような声じゃなくたって

必死に歌っていれば離れ行く君に

音が流れていく

こんな音ばっかり耳を痛めるばかり

増える叶わない夢

君が僕を探している

その手少し近づいた

それが私の人生だ

気づけばひっそりと今日も僕は歌を作っていた

君がまた誰かに愛されるようなそんな歌を

  • Lyricist

    ItomaP

  • Composer

    ItomaP

  • Producer

    ItomaP

  • Programming

    ItomaP

Golden-lit city Front Cover

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  • 1

    Shiny city

    ItomaP

  • 2

    Good morning

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  • 3

    Enan

    ItomaP

  • 4

    Bright Red Mary (Kasane Teto cover)

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  • 5

    KEMONONOBAKE

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  • 6

    Trick

    ItomaP

  • 7

    SHITIHENNGE

    ItomaP

  • 8

    OYOZUREBITO (KATARITE:KAGAMINE RIN)

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  • 9

    Night Game Advance

    ItomaP

  • 10

    Junk Guild

    ItomaP

  • 11

    Primal Shop

    ItomaP

  • 12

    12 Waltzes

    ItomaP

  • 13

    SENSUNAKIKOKORO

    ItomaP

  • ⚫︎

    Become a voice

    ItomaP

  • 15

    Doze

    ItomaP

  • 16

    Moon Phase

    ItomaP

街全体が騒がしかった。それもそのはず、今日は年に一度だけ訪れる、この国最大の祭典の日だ。
色とりどりの旗が風に乗って空を舞い、甘いお菓子の香りが通りを包み込む。
子どもたちの笑顔は、いつも以上に眩しく見えた。
城門の向こうから押し寄せる歓声は、馬車の中にいる私にまで届いてくる。
「あなたも、この街のどこかでこのパレードを見ているのかしら。」
私は心の中で問いかける。返事のない問いだと分かっていても、あの人がこの輝かしい日を一緒に祝福していると信じたい。
「まもなくお時間です。」
側近の声にうなずき、私は深呼吸をひとつ。穏やかに微笑みながら、馬車から一歩を踏み出した。
その瞬間、地鳴りのような歓声が街に響く。
パレードの幕開けを合図する楽器隊と共に、私の胸には大切な想い人へのひそかな祈りと、
この国を未来へ繋ぐという揺るぎない誓いが輝いていた。

今日は間違いなく――明るく幸福で満ちた刹那の一日になるだろう。

"