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シンガーソングライターきゃないを表す最も最適な曲があるとすればこの曲以外は有り得ない。それが「紫陽花」です。
紫陽花の花言葉は「浮気」。
この曲では浮気を肯定し、浮気された側をハッキリと歌詞の中で否定しています。
僕は今育てている浮気相手を「紫陽花の蕾」と表現してみたり、完成されて飽きるのを待つばかりになった相手は「紫陽花の花」と表してみました。
初めに断っておきますが、僕は完全な浮気肯定者ではありませんし、不倫と浮気は別物だと思っています。結婚というものは、あらゆる責任をお互いに生涯誓うものであって欲しいという切実な僕の理想ですので。
曲を書く動機は単純でした。失恋による傷心や浮気をされた側の歌は溢れているけれど、傷付けた側、浮気をした側の歌ってあまりないし、あってもとてもオブラートに包まれていて、直接的な表現を誤魔化して逃げているように感じたので、ストレートに浮気を肯定する曲を制作しました。
この曲を書くにあたって、「浮気」についてかなり真剣に考えました。
その当時、実は彼女に浮気をされていました。そして僕が出した結論は「僕が悪いな」という事でした。
「紫陽花」の歌詞の中に「飽きられるような貴方が悪いのよ」という歌詞があります。
最早この言葉の前ではどんな反論も安っぽく見えてしまうほど真理を突いていると僕は思うのです。
極端な視点から見た時、付き合っているなど所詮口約束で、裁判にもならないただの人と人とのじゃれ合いだなと。ここまで言い切ってしまうと当然反感反論はあるでしょうが、これを否定出来るでしょうか?出来ないんです。圧倒的な事実なんです。
きっと自分なりを尽くして恋人と向き合い傷付いたあなたなのでしょう。その分弱音を吐いたり、あるいは自分と似たような傷つき方をした周りの人間と「浮気なんて有り得ない」という世間体を味方に相手を罵ったりする。でも、それで何が生まれるんでしょうか?飽きられ、他に魅力がある人がいて、結果として、そっちに向かった人を見て、あなたに何の文句が言えるのか?
飽きられるようなあなたが悪いんじゃ無いでしょうか?
と、僕は自分が過去に浮気された経験を振り返った時にこのようにして自分自身が悪いんだと結論付けました。
相手の愚痴をこぼす時間に、果たしてあなたの何が変わるでしょうか?
自分のせいだと悟った時に、足りないと自覚出来るのです。自分を磨くあらゆる手段に飢えて、自分を変えたいと願うその一歩を踏み出す事こそがあなたへの課題だと僕は強く思うのです。
その道の途中、枯れていく自分にたとえ気付いたとしても。。。