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あなただけの空間に音楽を。アンビエントという言葉自体は、「周囲、環境の」という意味であり、アンビエントサウンドは、その空間に溶け込む音楽といえるのではないだろうか。1920年にエリック・サティが提唱していた、と考えられることから、歴史を辿ると当時から人々に必要とされていた音楽なのかもしれない。音楽は聴く人と音楽(演奏する人)の2つに分けられた関係性だけではなく、そこに存在する人の空間の一部になることが、音楽の本来の姿であるかもしれない。特に、身体を休めたい、眠りたい時こそ、自分の空間の一部になってくれる音楽が必要になるのではないだろうか。今作「Deep Sleep :Ambient Sounds」は全編ピアノソロの作品であるが、深い眠りへと導いてくれるような楽曲が収録されている。心と身体を癒し、いつのまにか空間に溶け込み、あなたは深い眠りの中にいるだろう。