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今日は買えば買うほど得をする。
買わないほうが一番得だったことには、帰ってから気づく。
本作は、ポイント、クーポン、特売、倍々キャンペーン、実質無料という名の小さな罠に踊らされながら、それでも少しだけ幸せになろうとする人間の記録。
節約しているつもりなのに、なぜか財布は軽い。
得したはずなのに、冷蔵庫はパンパン。
必要なものを買いに行ったはずなのに、帰り道にはよくわからない洗剤と謎の冷凍食品を抱えている。
便利でお得な時代。
でも本当に欲しかったものは、ポイント還元の対象外だった。
ポイントプラス倍々デー。
得した気持ちだけは、今日も満額還元中。
颯爽返品ボーイは、日常の違和感、働く人間の哀愁、そして少しだけズレたユーモアを音に変えるソロアーティスト。 名前の由来は、人生でいちばん大事なものほど返品できないという、本人いわく「だいぶ面倒くさい気づき」から。 買ったものは返品できても、過ぎた時間、言いすぎた一言、現場でやらかした判断、勢いで選んだ人生だけは返品できない。 そんな後戻りできない毎日を、颯爽と歩いているようで、実はまあまあ引きずっている。 音楽性は、シティポップ、ロック、フォーク、現場帰りの缶コーヒー感を混ぜたような独自スタイル。 派手なヒーローではなく、誰にも気づかれないところで今日をなんとか成立させている人たちに寄り添う楽曲を得意とする。 代表的なテーマは、仕事終わりの虚無感、深夜のコンビニ、返品カウンター前の沈黙、うまく言えなかった謝罪、そして「まあ明日も行くか」という諦めに近い前向きさ。 本人は自身の音楽について、 「返品不可の人生に、せめてレシートくらいは残したい」 と語っている。 颯爽としているのか、返品したいのか。 その矛盾こそが、颯爽返品ボーイの音楽である。