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颯爽返品ボーイ、待望のニューアルバム
「返品しすぎで垢バンされる」 をリリース。
返品、交換、キャンセル、問い合わせ。
うまくいかなかったものを、何度も何度も差し戻していたら、ついに人生のアカウントまで停止されそうになった。
本作は、買い物だけでなく、過去の選択、言いすぎた一言、勢いで始めた趣味、思ったより重かった夢まで、あらゆるものを返品しようとする男の記録である。
便利な時代になった。
ボタンひとつで注文できる。
ボタンひとつで返品もできる。
でも、自分自身だけはなかなか返品できない。
軽やかでくだらないタイトルの奥に、現代人の焦り、後悔、開き直り、そして「もうこれで行くしかないか」という妙な前向きさを詰め込んだ一枚。
返品しすぎた先に残ったのは、空の段ボールと、やけに元気な自分だった。
返品しすぎで垢バンされる。
それでも今日も、颯爽とログインする。
颯爽返品ボーイは、日常の違和感、働く人間の哀愁、そして少しだけズレたユーモアを音に変えるソロアーティスト。 名前の由来は、人生でいちばん大事なものほど返品できないという、本人いわく「だいぶ面倒くさい気づき」から。 買ったものは返品できても、過ぎた時間、言いすぎた一言、現場でやらかした判断、勢いで選んだ人生だけは返品できない。 そんな後戻りできない毎日を、颯爽と歩いているようで、実はまあまあ引きずっている。 音楽性は、シティポップ、ロック、フォーク、現場帰りの缶コーヒー感を混ぜたような独自スタイル。 派手なヒーローではなく、誰にも気づかれないところで今日をなんとか成立させている人たちに寄り添う楽曲を得意とする。 代表的なテーマは、仕事終わりの虚無感、深夜のコンビニ、返品カウンター前の沈黙、うまく言えなかった謝罪、そして「まあ明日も行くか」という諦めに近い前向きさ。 本人は自身の音楽について、 「返品不可の人生に、せめてレシートくらいは残したい」 と語っている。 颯爽としているのか、返品したいのか。 その矛盾こそが、颯爽返品ボーイの音楽である。