

雨のカウンター 琥珀のグラス
名前をなぞる 指先ひとつ
「何て呼びたい?」 投げた悪戯(いたずら)
あなたを試す 問いかけ
窓の外には 滲んだ闇が
「夜に咲く 花の名前で……」
眠るアネモネ 知らないままで
あなたは淡い 夢を見る
重なる肌に 触れる吐息
甘いその名は 私じゃない
私は透けて 部屋の隅から
自分を見つめる
私を呼んで でもその声は
本当の私を 追い越してゆく
抱きしめるほど 私は遠ざかる
すり抜けてゆく シルエット
愛されても ここに私はいない
「あなた」と呼べば 守り通せた
過去も明日も 知らないままで
帰る背中に 影が伸びる
名前なんて いらなかった
なのに今夜は 本当のカタチ
少しだけ 暴いてほしくなる
バッグの奥の 冷たい鍵が
指先に 触れるけれど
私を呼んで その花の名で
美しい嘘 突き通して
彷徨う指が 探しているのは
あなたが描いた 幻
唇を寄せても ここに私はいない
「どこに住んでるの?」 不意の言葉
静かな均衡(バランス) 砕けてゆく
名前を欲しがれば 魔法は解ける
跡形もなく 消えるの
私を呼んで 最後の口づけ
綺麗な嘘の 名前のままで
刹那(せつな)の迷い 夜気(やき)に捨てたら
夜明けと共に ひとりに戻る
愛したのは 名のない孤独
タクシーの窓 白み始めた街
私を夢みたひと もう振り返らない
アスファルトに 閉じる花びら
私はもう 誰の幻でもない
- 作詞者
Akemi
- 作曲者
Akemi
- プロデューサー
nanayon music
- ミキシングエンジニア
nanayon music
- ボーカル
Akemi

Akemi の“名前のないアネモネ”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
雪解けのステーション
Akemi
- 2
摩天楼のシルエット
Akemi
- ⚫︎
名前のないアネモネ
Akemi
- 4
サファイアの静寂
Akemi
- 5
潜像のモノローグ
Akemi
- 6
各駅停車のスケッチ
Akemi
- 7
週末のシークエンス
Akemi
- 8
たそがれの雫
Akemi
- 9
海岸線のニュー・リーフ
Akemi
- 10
14時間のディスタンス
Akemi
- 11
都会のパントマイム
Akemi
- 12
モーニング・シャワー
Akemi
「SILHOUETTES & AFTERGLOW」は、夜の輪郭がほどけ、その余韻が朝へ滲んでいくまでを追った12曲を収めた、Akemiの2ndアルバム。
雪解けの駅のホーム、摩天楼に切り抜かれた影、現像しないまま閉じ込めたフィルム、土曜の夜のコインランドリー、雨に滲む相模の街、そして冬の海岸線へ向かうハンドル――輪郭がはっきり見えていた夜が少しずつ緩み、名前のつかない余韻だけが残っていく時間を、ひと続きの流れとして編んでいる。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、答えを急がず、言葉にならなかったものを言葉にしないまま持ち歩く大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、ネオンの残像、公衆電話の夜、都会の朝の光を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した12曲となっている。
前半はまだ形を保っている夜の影を、後半はその影がほどけたあとの明るさを歩く。
最後の一曲で水音が止み、街がまた動き出す――そんな夜明けまでの物語を収めたアルバム。
Produced by nanayon music.
アーティスト情報
Akemi
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
Akemiの他のリリース
nanayon music



