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ギリシャ神話の賢者ケイロンと、現代のコミュニケーションを象徴する「透明な文字盤」をモチーフに、ケア(Care)の本質的な意味を問い直すSomAtic渾身のコンセプトEP。
ある一人のALS患者さんに向けた、そしてすべての傷つきながら生きる人々へ贈る魂の歌。
病の苦難、深い苦渋を知る当事者こそが、その存在と眼差しをもって周囲に言葉なきエネルギーを与え、真の癒やし手(Wounded Healer)となる――。
他者を一方通行で治療(Cure)するのではなく、お互いが心配し合い、生かされ合う関係性の美しさを、J-Pop、Chill Hop、Jazz、Skaという多彩なアレンジで描く。
生きる痛みに寄り添い、完璧ではない僕らの存在をそのまま肯定する、SomAticのアイデンティティとなる一作。
ギリシャ語で「身体」を意味するその名は、表現者としての彼の原点である。日々、臨床の現場で数多の「身体(いのち)」と真摯に向き合う医師、SomAtic。 生と死、葛藤と再生。極限の人間模様を見つめ続ける中で、彼自身の身体の奥底から静かに、しかし力強く溢れ出た「言葉」が、一つの作品として形を成す。緻密に編み上げられた、生命の鼓動と共鳴する洗練されたサウンド。そこにあるのは、単なる感情の吐露ではない。医学的な視点と芸術的な感性が交差する場所で紡がれた、生命への深い洞察と慈しみである。医師として、そして一人の表現者として。 SomAticは、聴く者の心に寄り添い、日常の淵に微かな、しかし消えない光を灯し続ける。