Lyric

リビングから漏れるあなたのすすり泣く声

小さな頃は身体が弱くて心配ばかりかけてきた

あなたより先にこうなってしまったこと

小さくつぶやいた「ごめんね」と

積み上げてきたものが一気に壊されたような

神様から見放されたような

もう誰も振り向いてくれない

そんな気がして

日に日に押し寄せる苦しみに

なんで今なの

なんで私なのと嘆く

いっそ消えてしまいたい

枕に顔を埋める

私より先に泣かないでよ・・・

リビングから漏れるあなたのすすり泣く声

前にもこんなことがあったかな

たくさん迷惑をかけたね

せめてやり遂げた姿を見てもらいたかった

小さくつぶやいた「もう無理かも」と

今は未来なんて

他人の幸せなんて願えない

こんなの本当の自分じゃないって

やけくそな気持ちを押し殺せずに

あなたに全てをぶつける

あなたは何事もないかのような振る舞いで

美味しいごはんを作ってくれて

いつものように微笑う

私の痛みは大したことではないかのように

すすり泣いた理由を教えてよ・・・

涙や時間は私の心を軽くして

想ってくれる人がそばにいることに気づき

戻れる場所があることに気づいて

あなたのすすり泣いた理由は

わからないけど

とりあえずこれだけは伝えたい

“私は幸せです”