

B1なんてあったかしら
昨日の夜は確かにあった
気のせいだったのかな
ドアが閉まります
ドアが閉まります
私は何をみたのだろう
アレ?
地下1階?
この駅に地下なんて?
会社の帰り
出張のカバンが重い
2階が改札の駅で
はじめてエレベーターに乗る
ハッ
1階
アレ?
1階のボタンを押した
その下にB1がある
長年すんでいる街の
毎日つかう駅の
知らない階が光ってる
B1なんてあったかしら
昨日の夜は確かにあった
気のせいだったのかな
ドアが閉まります
ドアが閉まります
私は何をみたのだろう
ピン
右側のドアが開きます
ピン
1階です
1階で降りたあと
キャリーバッグをひきながら
家までのみちのアスファルト
この下に何があるの?
B1押したらどこにいった
押さなかったから帰れたの?
B1がある
B1があった
B1はどこに通じてる?
翌朝いつもの出勤
わざわざエレベーターに乗る
B1を探すけど
ボタンは2階と1階だけ
指の先が止まってる
ないボタンをまだ探してる
ドアのすきまの黒い線が
昨日より少し深い
ドアが開きます
2階です
ドアが閉まります
いつもの駅
B1なんてあったかしら
私はまだ
あの夜の中?
- 作詞者
MASAQUI
- 作曲者
MASAQUI
- プロデューサー
MASAQUI
- プログラミング
MASAQUI

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B1なんてあったかしら
MASAQUI
B1なんてあったかしら は、毎日利用しているはずの駅で見つけてしまった存在しない階を描いた楽曲です。
出張帰りの夜。見慣れたはずのエレベーターに見慣れないボタンがひとつだけ光っている。翌朝には消えてしまったその違和感は、記憶違いだったのか、それとも本当に存在していたのか。
日常の中に紛れ込んだ小さな異常を、駅のアナウンスやエレベーターの機械音とともに閉じ込めた一曲です。
夢と現実の境界で立ち止まるような感覚を描いた、都市の深夜観測記録です。



