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埃っぽいインキの匂いと 安いバーボンに溜息ひとつ
「国家(こっか)の一大事」…笑わせるぜ
殴り書きのペン先は とっくに渇ききってる
あんたが「正義」を語るなら 俺らみんな共犯者さ
この茶番劇の三等席で
煙草の煙で 拍手でも送るか…
ああ… 永田町(ながたちょう)の空は 今日もこんなに低い
情熱なんて燃えカスは 満員電車に捨ててきた
手酌の酒に揺れる渦が 答えみたいに滲んでいく
春が来たってのに この街は いつも真冬の顔してる
…そうさ、駆け出しの頃はまだ信じてた。
言葉の力ってやつをよ。
真実を暴けば夜は明ける、なんてな…
四畳半のアパートで息巻いてたっけ。
だが現実はどうだ…馴れ合いさ。
きたねぇー握手だけがまかり通る。
真実(ほんとう)のことなんざ、いつだって邪魔者なんだよ…
誰も…読みたきゃしねえのさ!
…チッ、またやってるぜ。
テレビの向こう側、見たことあるツラが同じことわめいてやがる。
「遺憾の意である」?
「こんごの推移を注視する」…だと?
…カラン、とグラスの氷が鳴った。
ああ…それが、俺の答えだあ! 永田町(ながたちょう)の空は 今日もこんなに低い!
情熱なんて燃えカスは 満員電車に捨ててきた!
ぐるぐる描いた渦巻きが 答えみたいに滲んでいく
春が来たってのに この国は!
いつも真冬の顔してる…
…春だっていうのによ…
ちくしょう…
魂を震わせる、人生の機微を歌い上げるブルース&フォークシンガー。 泥臭くもどこか温かい、年輪を重ねたような特有のハスキーボイスが魅力のシンガーソングライター。ブルースが持つ深い哀愁と、フォークミュージックの素朴な手触りを融合させ、人間の光と影、そして何気ない日常の風景をリアルな言葉で紡ぎ出します。 彼の歌声には、長い人生の旅路で味わった喜びや悲しみがそのまま宿っているかのよう。時に力強く吠え、時に隣で静かに語りかけるようなそのボーカルスタイルは、聴く者の心の奥底にある感情を静かに、そして強く揺さぶります。 アコースティックギターの爪弾きと、言葉の端々に宿る体温。藤原幾世史の音楽は、一人静かにグラスを傾ける夜や、ふと立ち止まって自分を見つめ直したい時にそっと寄り添ってくれる「大人のためのサウンドトラック」です。