歌詞

で、あの日の写真まだぜんぶ残ってんの意味わかんないし

上がって落ちてまた上がるみたいに心だけ暴走してるのほんとやだ

ひとりで降りようとしても安全バーみたいに記憶が外れない

“平気だし”って言うたび胸んとこ急カーブして息止まる

落ちる瞬間だけ君の手を探す癖がまだ残ってて腹立つ

あたしだけ揺れてんのに君だけ地上歩いてるのずるいよね

もうむり、乗れない乗れない

落ちるたび君の声だけ勝手に蘇んのなんなの

もうむり、君じゃなきゃいや

強がってんのに名前呼ぶだけで全部ぶれるの

もうむり、あたしを一人にしないで〜

安全バー外れそうな胸ん中だけ取り残されて

遅いってわかっても、ローラーコースターは止まらない

言えなかった“好き”だけカーブを抜けて走り続ける

……ねぇ、ほんとは降りたいのに、降り方わかんないんだよ。

で、君の投稿ひとつで心の速度が勝手に上がるのやめてほしい

遊園地の風の音だけまだ耳ん中ぐるぐるしてて最悪

“元気そうでよかったね”なんて言う自分が一番意味不明

君の隣の空席にまだ期待してるあたしが本当にむり

もうむり、乗れない乗れない

降り場なんて最初からなかったって気づく瞬間痛すぎ

もうむり、君じゃなきゃいや

名前打ちかけて消す指が勝手に揺れんのやめて

もうむり、あたしを一人にしないで〜

手すり探すみたいに記憶ばっか掴んで離せない

遅いってわかっても、ローラーコースターは止まらない

未練だけ客席に座らせたまま走り続けてる

で、強がるほうがしんどいってほんとは気づいてる

君の笑い声だけでまだ上がったり落ちたりしてしまう

“平気だし”って笑う余裕もないくせに笑う自分が一番むり

もうむり、乗れない乗れない

君の名前だけ軌道変えるのほんとずるい

もうむり、君じゃなきゃいや

忘れたい夜ほど記憶だけ加速して止まんない

もうむり、あたしを一人にしないで〜

誰より自分にそう願ってたって気づいたのに

遅いってわかっても、ローラーコースターは止まらない

愛してた時間だけがまだ走ってる、それだけなんだ