歌詞

ねぇ今日の合コン、あたしだけ緊張して息が上ずってくのほんと変だよね

鏡の前で三回も笑顔の練習したのに、まだうまく笑えないんだけど

“いけるかも”って期待しちゃう弱さだけが先に走っててつらい

なのに可愛く見えてたらいいのにって、自分で自分に言い聞かせてるのもむり

歩くたび心臓だけバクバクして、もう逃げたいのに逃げられない

トクトク、またひとりでパクって食べる未来が見える

パクパク、ほんとは隣に君がいるはずだったのに

トクトク、恋の音だけやたら胸に響くのほんとズルい

パクパク、名前呼ぶ勇気が今日も出ない

……ねぇ、どうしてあたしだけこんなにドキドキしてるんだろ

あしたは、ちょっとだけでいいから、うまく笑えたらいいのに

街のきらきら見るたび“今年もひとりかな”って胸が沈むのやめたい

あの子みたいに強くなれたらいいのに、あたしは声が小さいまま

それでもワンチャンあるかもって思う瞬間だけ、心だけは跳ねるんだよ

トクトク、またひとりでパクって食べる未来が見える

パクパク、その席に君が座ればって勝手に想像しちゃう

トクトク、恋が近づくたびに足音が速くなるのズルい

パクパク、何度準備しても名前のとこで止まっちゃう

……もし今日ちょっとだけ話せたら、それだけで救われるのに

あたしの弱さばっか増えてくの、ほんとやだ

ほんとはね、明るくするほど余計に泣きそうになるんだよ

君の噂が出るだけで希望と不安がいっぺんに押し寄せてくる

“普通に話せますように”って靴の先でこっそり願ったし

ゼロの確率でも行かなくちゃって、今日だけは思えたんだ

なのに未来のあたしがベンチでチキン抱えてる絵が浮かぶの最悪

強くなりたいのに、弱いとこばかり可愛がってる自分がむり

トクトク、またひとりでパクって食べる未来が見える

パクパク、ほんとは隣に君がいるはずだったのに

トクトク、恋の音だけ胸に刺さって動けない

パクパク、声をかける勇気が最後の一歩で消える

……でもね、あたし、ほんとは君と笑いたかったんだよ

あしたのあたしが少しだけ変わってくれたらいいのにな