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歌詞

the long sleep

牧野容也

長い夜の明けた先は、風が吹き荒ぶ冷たい朝焼け。

膝をついた馬車の先に、赤い灯が灯る。

轍の彼方に。

落ちた穂が舞う、風のまにまに。

一つずつ陽が当たる。

黄金色をした雨に。

西の空に逃げた鳥の果ては見られない。

何を捧げても!

霧の中に見えた森は、雨に濡れている。

獣が吠える夜。

袖についた煤の跡に、ひとり灯を点す。

言の葉が舞う、風のまにまに。

少しずつ降り積もる。

透き通った二つの傘に。

開けた窓の外を渡る風は暖かい。

何を運んでも!

  • 作詞

    牧野容也

  • 作曲

    牧野容也

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小鳥美術館、GUIRO、Hei Tanakaと、15年以上にわたり、ギタリストとして活動を続けてきた牧野容也ソロ名義によるファーストアルバム。
 家族の誕生、仲間との別離、パンデミックが起こる中で、自分の音楽と向き合ったときに自然と紡がれた言葉と歌。

聴き手の暮らしに溶け込むようにアレンジされた楽曲には、あだち麗三郎、カナミネケイタロウ、カミヒラヨウコ、山口春奈(Dew)、西尾賢(ソボブキ)、古川麦、など多彩なゲストが参加。
 例えばギターを弾いていなかったら、バンドを始めていなかったら、家族を作らなかったら、今ほどは感謝を感じて暮らしていなかったかもしれない。
そうであったかもしれない自分と、そうかもしれない誰かに慰めと励ましを贈る全8曲。

アーティスト情報

  • 牧野容也

    牧野容也(masaya makino) シンガーソングライター、ギタリスト。 20代より名古屋にて音楽活動を開始、ギタリストとして小鳥美術館、Hei Tanaka、 GUIROなどのバンドに参加し活動の幅を広げる。 2021年よりシンガーソングライターとしての活動を始め、2022年「the Odyssey」、 2023年「City」、2024年「Familiar」と3年続けてオリジナルアルバムをリリース。 バンドセット、弾き語りでのツアーも精力的に行う。 バリエーション豊かなギターと穏やかな歌声から映し出す世界は 暮らしに溶け込みながら、短い旅へと連れ出してくれる。 ライブではスベりつつもクスッと笑える独特のMCにも定評がある。 三児の父でもある。

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