秋空のジャケット写真

歌詞

秋空

kiwa

夕闇が追い付いて来る

遠くで冬の足音を秘かに聴いて

見上げたのは陰落とし逝く空

雲の隙間から射す

柔らかなあの光のように

ただ微笑んで、見守っている

そんな存在で有りたい

どんな顔して

どんな声して

どんなにあなたが温かったか

今も覚えている

世界の誰よりも一番に知っていたい

こんな切なくて

こんな愛しくて

目蓋の奥でだけ会える

あなたに願うのは幸せ

生きている実感が欲しいのなら

あなたの手で

この身体を叩いてみて

顔を背けている菊の花

あなたの痛みに

声を堪え、苦渋で返すだろう

こんなに強くて

こんなに弱くて

こんなに儚くて美しい

あなたのためなら何にだってなろう

涙を攫って行く秋の風にも

こんな切なくて

こんな愛しくて

目蓋の奥でだけ会える

あなたに願うのは幸せ

何時も側に居られたとして

足枷じゃない他の何かになれと言うのなら

僕は・・・・・

どんな顔して

どんな声して

どんなにあなたが温かったか

今も覚えている

世界の誰よりも一番に知っていたい

こんな切なくて

こんな愛しくて

目蓋の奥でだけ会える

あなたに願うのは幸せ

冷えた空に響き渡る鐘は

答えも告げないまま僕らの時間を奪っていく

こんなに儚いあなたを

包んでは消えて逝く空

  • 作詞

    kiwa

  • 作曲

    kiwa, Tatsu

  • プロデューサー

    Tatsu

秋空のジャケット写真

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    秋空

    kiwa

kiwaとTatsuがにニューシングル「秋空」をリリースする。

本作は、当時大学生であったkiwaとTatsuの共作である。学生の頃からアコースティックギターの高い演奏技術をもっていたTatsuは、大学の軽音部同士の対バンイベントで歌っていたkiwaの特徴的な声に魅せられ、声をかけた。石川県の丘の上の公園でTatsuが弾き鳴らしたギターのバッキングに対し、kiwaが瞬時にメロディを口ずさんで曲が出来た。二人で作ったこの「秋空」等をコンクールにて演奏し受賞したり、地元のイベントに呼ばれて演奏したりしていた。

大学卒業後kiwaは東京へ、Tatsuはトロントへ移住し各々の仕事に就いていたが、2022年にkiwaがTatsuにこの曲のリメイクと音源化を提案。互いに現在の感覚を用いて曲を改良したが、歌詞は当時のまま変わっていない。kiwaがボーカルメロディと歌詞を作成し、Tatsuがギターの演奏、トラック作成、ミックス、マスタリングを担当。ジャケットはデザイナーのPonが作成した。

日本にいた頃から長年洋楽に親しんできたTatsuだが、近年さらに進化し、今回の彼のサウンドには和の風情も漂う。そのため、日本人にとってはどこか懐かしくも、確実に新しい音楽シーンを世界へと発信している。恋や愛というには抑うつ的で切なく、またひどくシリアスな歌詞は、一見平凡な人間に見えるkiwaの中の強烈な物語性という一面を垣間見せる。彼女の真っ直ぐな歌声は、私たち自身の深い記憶を呼び覚ますように透き通っている。

同曲のイメージビデオがkiwa Official YouTube Channelで公開されている。

アーティスト情報

  • kiwa

    石川県生まれ。幼少期より日本の詩を好んだ。在学中にシンガーソングライターとして活動。「秋空」等を作詞作曲し地元のイベントに招かれ演奏。コンクールにて菅沼孝三賞を受賞。卒後上京し、精神科医として勤務。2021年末より音楽制作をオンラインで再開。様々な仲間が作るtrackにメロディとLyricを載せるスタイルが得意であり、2022年にアーティスト名"kyy"として「lovers fall」「X-laser」「PARADOX」を共作でリリース。2023年以降は"kiwa"に改名し、track制作や他のアーティストへの歌詞の提供も行っている。J-POPを基調としつつ、Alternative Rock, Hiphop, Electro, Acousticなどの様々なジャンルに対応した制作を行う。歌詞には文学的表現も用いつつ、人間が普段口にすることを憚るようなリアルな思考や感情を表現し、自らの体験と感性を織り交ぜた唯一無二の活動を展開。尊敬する国内アーティストはamazarashiやKing Gnu。

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