DUG-ga DUG-gaのジャケット写真

DUG-ga DUG-ga

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トラックリスト

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湿っぽいインディーロックの自意識や、複雑にこねくり回したR&Bのメロディ(complex melody)、そしてお安いEDMのビルドアップ(EDM drop)を完全に焼き尽くし、全人類の身体反射を強制同期させる無条件のアップビート・ブラス・ポップ(upbeat brass pop)です。Pharrell Williamsの『Happy』が持っていたあの圧倒的な多幸感と生命力の精神(Pharrell spirit)を受け継ぎながら、本作では意味やメッセージを完全に排し、BPM125前後の「全拍で炸裂するハンドクラップ(handclaps every beat)」と、腰を直撃する4つ打ち(four-on-the-floor)のなかで、国境も年齢も超えて強制的にステップを踏ませる世界規模のバイラル兵器(global challenge bait)を構築しています。

歌詞の核となるのは、意味を剥ぎ取られたナンセンスな音の彫刻「DUGGA DUGGA」という一語。「腕を上げて、手首を引き、そして止まる。おばあちゃんから子供まで、なぜこれを始めたのか理由すら忘れたまま、ただ強烈なコール&レスポンス(call and response)と集団チャント(group chant)の熱量に巻き込まれていく。綺麗なストーリーやシリアスなドラマを徹底的に拒絶し、生命力がその場で爆発するようなカートゥーン・エナジー(cartoon energy)だけが、ウイルスのように世界を侵食していく不条理な肯定のバグ」がここにあります。

音響設計の核となるのは、再生開始2秒で脳の全機能をジャックする、一切のディレイを排した剥き出しの極太ブラスセクション(brass. Zero delay.)。完璧に調教されたプロフェッショナルな歌唱を冷酷に拒絶した、無邪気で生々しいヴォーカルは、完璧なデジタルグリッドに張り付きながらも、フレーズの合間に挟まる「HEY」や「DUG」の瞬間に圧倒的なヒューマンの汗の匂いとグルーヴを閃かせます。サビではステレオ幅が左右140%のパノラマへと全開放され、お祭り騒ぎの群衆の熱気(festival crowd feel)が最高風速で爆発。

最大の快楽は、終盤のブリッジで仕掛けられる「全音響の完全停止(brass stops. Single voice.)」。すべての爆音ブラスとキックがダウンベイトのクリックで一斉に消滅し、空間の全権を一人の剥き出しの肉声と1拍の完全な真空の静寂(one beat)だけに明け渡す過激な引き算を敢行。そこから最終サビへの全惑星同期デトネーションへとノーモーションで再点火するカタルシスは圧倒的です。最後は心地よい余韻に逃げる自動フェードアウトを嘲笑うかのように、アウトロの「...dug.」という最後の呟きの瞬間にリミッターがゲートをプツンと遮断。残響を1ミリも残さずスパッと完全な真空の静寂へと着地する、これ以上何も足さない引き算の美学の極致を提示する大傑作トラックです。

アーティスト情報

  • Negi0723

    Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。

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