BIPPI GO GO GOのジャケット写真

BIPPI GO GO GO

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トラックリスト

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湿っぽいインディーロックの憂鬱や、文脈をこねくり回したシリアスなアートポップ、そして情緒的なバラード(emotional ballad)の整合性を完全に焼き尽くし、脳の思考回路を強制終了させる無条件のハイパーポップ/カートゥーン・エレクトロニクス(cartoon electronic)です。15秒のタイムラインで脳内麻薬を破裂させるウルトラショート・ループ設計(ultra-short loop)をベースに、一切の説明を拒絶するゼロ説明エネルギー(zero explanation energy)のなかで、理屈抜きの偶発的な歓喜(accidental joy)を構築しています。

世界観のすべての中心にあるのは、意味を剥ぎ取られた単一の記号「BIPPI」という言葉のみ。「朝も夜も、左も右も、あなたも私も、すべてが『BIPPI』という一語に書き換えられていく恐怖と快感。中盤で『どこへ向かっているのか分からなかった、だけど私たちは進んだ』という、あまりにも人間的で無垢なバグを1ミリだけ覗かせた直後、最終サビでは狂気的な倍速(double tempo)へとノーモーションで突入。『全員で意味のない言葉を叫びながら崖に向かって全力疾走する』という、ネット最深部のミーム兵器(meme weapon)のような圧倒的バグ」がここにあります。

音響設計の核となるのは、再生開始2秒で脳の全機能をジャックする、極限まで硬質化された「4つ打ちのキック(4-on-the-floor kick)」と、鼓膜をピンポイントで殴りつける鮮烈なシンセスタブ(bright synth stabs)。美しく歌い上げる完璧なボーカル歌唱を冷酷に拒絶した、無機質なミニマリスト・ヴォーカル(minimalist vocal)は、完璧なデジタルグリッドに張り付きながらも、フレーズの合間に挟まる「GO」や「OH」の瞬間に剥き出しの生命力を閃かせます。

最大の快楽は、終盤のブリッジで仕掛けられる「全音響の完全消滅(everything disappears)」。すべての爆音シンセと打楽器がダウンベイトのクリックで一斉に消滅し、空間の全権を一本の冷たいサイン波と、迷子になった子供のような呟きだけに明け渡す過激な引き算を敢行。そこから2拍の完全な真空の静寂(two beats silence)という致命的なトラップを仕掛けたのち、最終フックへの倍速デトネーションへとノーモーションで再点火するカタルシスは圧倒的です。最後は、アウトロの終盤で演奏が途切れた完全な虚無の空間の中に、主電源が落ちるように「...bippi.」という最後の1音だけを置き去りにしたまさにその瞬間、リミッターがゲートをプツンと遮断。残響を1ミリも残さずスパッと完全な真空の静寂(instant cutoff)へと着地する、これ以上何も足さない引き算の美学の極致です。

アーティスト情報

  • Negi0723

    Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。

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