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存在は、どこにも置かれていない。
『無の花』は、位置を持たずに現れる響きを記録したアンビエント作品である。
旋律は目的を持たず、時間は進行することをやめ、音はただそこに現れ、消えていく。
私たちはふだん、理由や意味によって世界を理解している。
しかし本作は、それらが与えられる以前の状態――ただ存在しているという事実そのもの――へと聴き手を戻す。
「無」とは欠如ではなく、すべての現れが生じる余白である。
『無の花』は、その余白に咲いた、ひとつの記録である。