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この曲は、たったひとつの「いいね」で恋が始まった気になってしまう男の、
壮大で滑稽なひとり相撲を描いたコミックソング。
既読がつかない沈黙も、短い返信も、
すべてを都合よく解釈しながら、妄想だけが先へ先へと加速していく。
恋は始まっていないのに、気持ちだけが勝手に盛り上がり、
やがて現実に正面衝突するまでの過程が、容赦なく描かれる。
笑えるのに、笑いきれない。
他人事のはずなのに、どこか心が痛い。
この曲は、現代の恋愛と自己肯定感が生む“勘違いの連鎖”を、
ユーモアと残酷さの両方で切り取った一曲。
『エキセントリック・ヒューマン・ネイチャー』 piroshiは、感情を整えない。 矛盾は矛盾のまま、違和感は違和感のまま音にする。 J-POPを出発点に、ムード歌謡、EDM、コミックソング、自身が生まれた70年代ミュージックシーンから現代のpopsongまで守備範囲は縦横無尽。 ジャンルは選択肢ではなく、状況に応じて“勝手に鳴るもの”。 昨日は切なく、今日はふざけて、明日は少しうるさい。 そのどれもが、同じ人間から生まれている。 歌うのは、正解ではない感情。 説明できない気持ち、言い間違えた本音、 「まあいいか」と「それでも」が同時に存在する瞬間。 piroshiの音楽は、共感を取りにいかない。 それでも、気づいた人だけが 「これ、自分のことかもしれない」と思ってしまう。 人間は一貫していない。 だから音楽も、きれいにまとまらなくていい。 その不格好さごと鳴らす―― それが、エキセントリック・ヒューマン・ネイチャー。 全面開放したい瞬間、ありますか? 気になったなら、 もう聴く理由は十分です。