うみねこゲイザーのジャケット写真

歌詞

ジャンヌ・エビュテルヌ

無果汁団

闇に沈むふたりの 墓石に刻む文字が

色のない朝に 影を作る

霧深い丘の上 差し込んだ まばゆい光

置き去りにされた 恋人たち

Far Away Far Away

穏やかに包み込んだ安らぎに身をまかせて

Fly Away Fly Away

澄んだ空に 鳥が飛ぶように

退屈になれるほど 孤独も優雅じゃない

絵の具は滲んで 黒く沈む

取り憑かれた魔法の すべてを失う前に

柔らかくはねる 髪を解いて

(身悶えしながら 魂放つ

この虹の向こうへ 鳴り響くレクリエム)

Far Away Far Away

つややかに蘇ってく ものがたり そのはじまり

Fly Away Fly Away

いつか見た あの海原へ

  • 作詞

    ショック太郎

  • 作曲

    とんCHAN

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アフターYMO世代を直撃するヴィンテージ・シンセを駆使したサウンド・メイキングに乗る無機質でやさしく柔らかい女性ボーカルの響き。70’sのモダン・ブリティッシュ・ポップ・テイスト溢れるメロディに乗るジャズやフュージョンを通過したテンション・コード。過去の様々なポップ・ミュージックのルーツに根ざしながらそれらを独特のシンセサイザーの音色の響きを軸に巧みに組み合わせた彼らのテクノロジー・ポップスは前作の「マドロム」より更に進化。今回のアルバムでは郊外に住みながら都会での生活を夢見る女性が時空を超えあらゆる異次元の世界へとタイムスリップする一種のコンセプトアルバムにもなっており、懐かしのアニメソングのテーマ曲を彷彿させるMid 80’sな歌謡曲調から、メロトロンを駆使したダークなプログレサウンド、更にはテクノやラップまで飛び出し、縦横無尽に様々なジャンルを横断しながら、それでいて全体的に爽やかで心地よい大人のポップス・アルバムに仕上がっている。ミックスには前作同様に80年代に多数の歌謡曲のシンセプログラマーとして活動した森達彦を迎え、マスタリングはmicrostarの佐藤清喜が担当。Buggles、Korgis、New Musikなど英国産のシンセサイザー・ポップ、あるいは鈴木さえ子、Shi-Shonen、ポータブル・ロック、初期ピチカート・ファイヴなど、かつての国産ニューウェイヴ・ポップが好きな人なら絶対にマスト・アイテムになること間違いなしの名盤。まさに2021年の最後を彩る日本のポップスの最重要作!

アーティスト情報

  • 無果汁団

    元blue marbleのソングライター・チーム、とんCHANとショック太郎が結成したテクノロジー・ポップス・ユニット。ボーカルにみさきを迎え、1stアルバム「マドロム」(2020)、2ndアルバム「うみねこゲイザー」(2021)を発表。そして新たにボーカルにひなふを迎え、3rdアルバム「ひなふトーン」(2023)を発表。他にも、声優の井上ほの花の1stアルバム「ファースト・フライト」(2016)の作詞作曲アレンジを全曲担当。更に太鼓の達人などのゲーム音楽や南波志帆や鈴木みのりなどの女性歌手への楽曲提供など担当した。

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Mukaju Records

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