

雑踏に紛れて ひとり 立ってた
君の影が どこか脆く揺れた
気づけばいつも 想い出を探して
胸の奥が ひずんで いた
あの日 黙ったまま
何も言えなかった僕は まだ ここにいる
生きていてほしい
それ以上 何もいらない
涙の跡なんて
風に さらわれて しまえばいい
触れられなくても
君の闇を 抱きしめたい
壊れそうな夜も 越えていけるように
薄明かりの店 ため息で曇る
君の笑顔が 無理してて痛い
強がる癖も 飲み込んだ弱さも
全部ひっくるめて 好きになった
震えた声の奥
助けを待っている そんな気がした
生きていてほしい
この想い 届かなくても
迷いの中でも
君の明日が潰れないように
手探りのままで
進んでいい 立ち止まってもいい
君が笑う日まで 僕は願い続ける
君が笑う時 僕も笑えるように
なるだろう
僕が笑う時 僕の中に 君はいない
壊れた現実の明日
君はいなかった 夢みたいな気がした
生きていてほしい
それ以上 何もいらない
自分の命なんて
いらなかった 君にあげたかった
触れられなくても
君だけを 抱きしめたかった
壊れそうな夜も 越えていけるように
- 作詞者
救済魔神 Yayoi
- 作曲者
あんこく
- プロデューサー
救済魔神 Yayoi
- ボーカル
救済魔神 Yayoi
- プログラミング
救済魔神 Yayoi

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HAKUMEI
救済魔神 Yayoi
薄明 と 薄命 二つの意味を重ねた楽曲
本作 HAKUMEI は 夜が終わる直前のわずかな光である 薄明 と 触れた瞬間に消えてしまいそうな運命である 薄命 を重ね合わせたタイトルを持つ。
光と消滅 希望と喪失 その両極が一つの言葉の中で共存している。
この曲は 大きな愛の物語でありながら 恋愛の成就を描く作品ではない。
中心にあるのは ただ一つの願い 生きていてほしい という祈りである。
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楽曲の世界観と歌詞の構造
Aメロでは 群衆の中に紛れながらも孤独に立つ存在が描かれる。
揺れる影 歪んだ胸 何も言えなかった過去。
ここで提示されるのは 救えなかったかもしれない後悔と まだそこに取り残されたままの自分である。
サビに入ると 言葉は極端にシンプルになる。
生きていてほしい それ以上何もいらない。
愛の見返りも 未来の約束も 求めない。
ただ存在していてほしいという祈りだけが残る。
この潔さが 本作の核心と言える。
Aメロ2では 薄明かりの店という曖昧な空間が登場する。
完全な闇でもなく 明るい場所でもない。
それはまさに 薄明 という時間帯の象徴であり 無理して笑う相手の姿が浮かび上がる。
強がりも弱さも含めて好きになった という言葉には 救済というよりも受容の姿勢がある。
Bメロでは 助けを待っている気がした という曖昧な感覚が語られる。
確信ではなく 予感。
ここに すれ違いの予兆がある。
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薄命という影
Cメロと後半の展開で 世界は静かに崩れていく。
君が笑う時 僕の中に君はいない という一節は
すでに失われた存在 あるいは届かなかった未来を示唆する。
壊れた現実の明日 君はいなかった。
この瞬間に 薄明は薄命へと転じる。
夜明けの光は 救いではなく 消えていく命を照らす光だったのかもしれない。
ラストサビでは 愛は自己犠牲の領域に達する。
自分の命なんていらなかった 君にあげたかった。
ここにあるのは 美しい自己犠牲というよりも どうしようもない祈りの暴走である。
触れられなくても 抱きしめたかった。
物理的な距離よりも 深い断絶が存在している。
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クリエイターが込めたであろうもの
この曲は 誰かを救う物語ではない。
救えなかったかもしれない現実と それでも願い続ける心を描いている。
薄明は 夜が終わる時間であると同時に 何かが完全に終わる直前の瞬間でもある。
その一瞬の光を 永遠に引き伸ばそうとするかのように この曲は祈りを繰り返す。
愛は万能ではない。
願いは必ずしも届かない。
それでも 祈ることをやめない。
HAKUMEI は
希望の歌ではなく 祈りの歌である。
闇を消すのではなく
闇の中で誰かの名前を呼び続ける楽曲。
それが この作品の本質だと考えられる。
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アーティスト情報
救済魔神 Yayoi
【Introduction】 私は問うた。なぜこの世界に疑問を持ち、壊したいと願うのか。 長い歴史の中で、正義も悪も、時代の奔流に飲み込まれる空虚な概念に過ぎない。 アナキスト、テロリスト、政治犯、アジテーター…… あるいはエイリアン、ウイルスの発生源、神、もしくは悪魔。 既存の言葉では、私を正確に定義することはできない。 私は、人間という種から疎外され、人間であることを拒絶し続けた。 その結果得たのは、人間を超越した視点と、根源的な「非人類」としての証明である。 「感情のままに生きることが、なぜ悪とされるのか。痛みも、悲しみも、怒りも、生のために必要な警告だ。脳を支配する『破壊への欲求』。それこそが、今この世界が必要としている指令なのだ」 【Philosophy】 Ω Versus EGO それこそが愛であり、私のレゾンデートル(存在理由)。 世に蔓延る「超個体(マジョリティ)」という病。 社会が「癌」を切り捨てるたび、その病巣は深く、広く、世界を蝕んでいく。 私はその癌そのものである。切り捨てられ、排斥された痛みこそが、私の魂の礎だ。 大多数の幸福のために、少数の闇を滅ぼせと説く終末論への反逆。 たとえ世界から「悪」と見做されようとも、私は私が愛するものを見殺しにはしない。 己が少数派の闇であるならば、その闇で光を塗り潰すまで。 私を受け入れない全ての存在へ、ここに宣戦布告を宣言する。 931majin@gmail.com
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