咲いていたヒマワリの黄色で目がくらんだ日は
泣いていた君の顔さえも忘れてしまいそうさ
飛行機雲が青空に溶け出して
夏の終わりを僕ら感じていた
重なり合う手は汗ばんで離れていって
短い夢の続きはどこで見られるのだろう
美しい光が僕らの前をただ通り過ぎた
憧れが罪だとしたら何を望めばいいのか僕らは知らなくて
退屈な昼下がりがまた繰り返しを始めたら
くだらない冗談でも吐きながら笑っていられたのに
悲しい事など腐るくらいありふれて
気が狂いそうになる様な毎日
遠くで鳴り響く雷鳴に息をひそめて
汚れた顔を見合わせながら笑ってる
美しい光が茜色に街を染める頃
神様さえ知らない世界の終わりを僕ら眺めている
感情さえも飲み込まれていく様な夜の中で
ただ息をしてんだ 黙って
悲しい事は悲しいんだけど
それもいつかは忘れてしまうのかな
ここから全てが終わりに向かってく夜明け前
生まれてしまった悲しみを
分かち合える瞬間を僕は探していた
世界の終わりが僕らの前で笑いかけた
ひたすらに優しかった日の事を
思いながら僕らは朝焼けを見ていた
- 作詞
小林唯
- 作曲
小林唯
小林唯 の“世界の終わり”を
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2023年末に行っていたレコーディングが生活の変化などにより遅々として進まず、諦めムード漂う中「探偵ナイトスクープ」の「抱き続けた性への違和感…凄腕投手が挑む『最後の140キロストレート』!」という回をみてできた『ナイトスクープ』を皮切りに新曲が量産されてしまった。
さらに、ガットギターに持ち替えたことでレコーディングは泥沼化。
しかし、練習に練習を重ね遂にリリースまでこじつけたのであった。
一曲ずつの繋がりは薄いものの、常に生活を言うものの隣にある音楽であり、その集合体である。
アーティスト情報
小林唯
10代後半から作詞作曲をはじめ、20代30代前半はバンドをメインに活動する。 「The Sicks」「Two pills on the beach」「the lastwaltz」「the Syda」「エブリデーサンデーズ」などのバンドを組んでは解散、最終的に「marebito」という名前でメンバーを固定せず活動する。 2021年「yuglet waltz」という名前のバンドも結成し、様々な形で音楽活動を行う。 幼い頃に母が聞いていたフォークソング、高校の時に聞いていた日本語のパンクやギターロック、好きだった小説などの表現を吸収し、自分なりの世界を作り歌っている。情緒的なものが好きで、歌詞やメロディもだいたいそんな感じ。
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