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木の壁に刻まれた、ざらつきと温もりのあるローファイ・ジャズのビート。
すべての始まりは、何気なく叩いていたビートのデモ。そこに息吹を吹き込むように、音が重ねられていった。
メインテーマは、ミュートトランペットとオクターブ奏法のギターによるユニゾン。静かに、そして深く響く旋律を描き出す。
ウッドベースはその隙間を縫うように、メロディと絡み合いながら影のように揺れる。
フィメールボーカルの音ネタをスクラッチで切り刻んだ音がアクセントとなり、グルーヴに予期せぬ彩りを加える。
ミュートトランペットはソロだけでなく、バッキングとしてもエフェクトの中に溶け込み、曲全体に霞んだ雰囲気をまとわせる。
ドラムは、乾いた質感の中にどこか湿り気を帯びた音色。ザラつきと柔らかさが共存する、この音の質感にも徹底的にこだわった。
"Walltone" は主張しない。
ただ静かに、都市の片隅で、ジャズとビートと色褪せた壁が共鳴する。
都市の片隅、夕暮れの窓辺。 6人のプレイヤーが、リズムと静けさのあいだを漂うように音を紡いでいる。 トランペット、ギター、ウッドベース、ピアノ、ドラム、そしてビートメイク。 そこには譲り合いも衝突もない、ただ音と音の対話だけがある。 ジャズクラブの熱、路地裏の静けさ、深夜ラジオの余韻。 それらすべてがひとつの部屋で交差し、録音され、音楽になる。 “LO-FI JAZZ SEXTED”── それは、音楽家Kako Yorkerがひとりで描いた、架空の6人組ジャズバンドの物語。 このプロジェクトは、そんな想像から生まれた現実へと繋がるサウンドシリーズ。
A BLUE TONE RECORDS