夏の終わりの夕暮れを背に
刹那包み合う
靴の結び目がほどけている
切なく逃げた
最初から
わかっているふりもしなくて
ふさぎ合った目の奥に
胸が止まらないほど
あからさまなその仕草も
それでも無口な時間が過ぎる
走り出した
この愛のゆくえに
思い出すあの店も
思い出すあの夢も
それでもいつかはたどり着くだろう
なれない日々の真ん中に
最初から
ありのままで入れたなら
「さよなら」と書いた
あの部屋の夜ひとり
ギターを眺めて
二度と戻れない
想いは冷めないまま
流れるカーペンターズ
最初から
わかっているふりはしなくて
離れ合った目の奥に
胸が止まらないけど
青い夏も焦げだしている
何よりずっとこのままでいたい
早足で過ぎる
この愛のゆくえに
思い出すあの店も
思い出すあの夢も
それでも隣で笑っている君に
短すぎるふたりの夏に
最初から
ありのままでいれたなら
思い出すmelody
焦がれたビールの缶と
黄昏れの日々に
思い出すmemories
次の夏「またね」から
君とめぐり会えたなら
思い出すあの店も
思い出すあの夢も
それでもいつかはたどり着くだろう
なれない日々の真ん中に
最初から
ありのままでいれたなら
終わりを告げるように
眩しい波が
煙に巻かれ消えた
- 作詞
遼太郎
- 作曲
遼太郎
- プロデューサー
遼太郎
- ミキシングエンジニア
遼太郎
- マスタリングエンジニア
遼太郎
- ギター
妖怪POTECHI-GOHAN
- ベースギター
妖怪POTECHI-GOHAN
- ドラム
妖怪POTECHI-GOHAN
- シンセサイザー
妖怪POTECHI-GOHAN
- ボーカル
妖怪POTECHI-GOHAN
妖怪POTECHI-GOHAN の“Last Summer”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
Last Summer
妖怪POTECHI-GOHAN
「last summer」は、夏の終わりにそっと心を染める一曲です。夕暮れの海辺、靴の紐がほどけた瞬間、気まずい沈黙、共に過ごした場所や夢…。そんな些細な記憶が胸の奥で静かに燃え続ける「ふたりの夏」を描いています。最初からありのままでいられたなら、もっと違った未来があったかもしれないと思う気持ちが、さよならを告げる波に消えていく様子に重なり、懐かしさと切なさが胸を締め付けます。「またね」という言葉が意味する再会の希望が、夏の思い出とともに響きわたる一曲です。
アーティスト情報
妖怪POTECHI-GOHAN
妖怪POTECHI-GOHANは、福岡県出身のシンガーソングライターRYOTAROによるソロプロジェクト。特にCity PopやLofi、Synthwaveなどのジャンルを好み、これらの要素を巧みに融合させたサウンドは、心地よい浮遊感を生み出している。ノスタルジーでどこか懐かしくも新しいサウンドが特徴的。
妖怪POTECHI-GOHANの他のリリース