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ヴィブラフォン香取良彦とマンドリン堀雅貴によるデュエット。この2つの馴染みのない楽器が、ジャズ的フレームワークで臨んだ共演は、世界でも類を見ないものだろう。香取によるこの作品は、マンドリンの堀が最高の技巧だけでなく、音楽性豊かな即興能力を体現できることを見越して作曲された。想像を超えた緻密なアンサンブルと美しい響きが、聴く者を魅了する。
香取良彦 (Katori Yoshihiko) 作・編曲, Vibraphone, Marimba, Keyboards 弦楽カルテットからビッグバンド、フルオーケストラ、ヴォーカル、邦楽まで、いずれのフォーマットにおいてもその音楽づくりは創造的である。ジャズの革新的なビッグバンド・アルバムRiverside Music Garden/香取良彦JAZZ ORCHESTRA (1994) は今なお評価されており、Piezas 1/Orqesta de 4 Piezas (2001) では、ジャズにおけるエスニック・グルーヴの到来を予見した。Vibraphone奏者としての基本姿勢を示すドラムレス・トリオ「KATORIO」のほか、スタジオワークを多数こなし、2015年にはBlue Note Jazz Festival in JapanでPat Metheny (gt) と共演。20年以上にわたりジャズを中心とした音楽教育にもたずさわり、クリニシャンの一面も持つ。TV番組「山下洋輔のジャズの掟」への出演、著作「よくわかるやさしい音楽理論」、訳書「ハーモニー・オブ・ビル・エヴァンス」などがある。現在は、狭間美帆m-unitに参加、東京藝術大学で教鞭を執る。 https://www.riversidemusic.jp/profile
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