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『孤独な鯨(くじら)と幽霊の少女の物語』-鯨が息絶えた後、その死骸が深海に沈み、その大きな血肉を栄養分として、その周りに段階的に推移する生態系が形成される。「鯨骨群衆(げいこつぐんしゅう)」とはその非常に珍しい生物群集のこと (新種が発見された事例もある)。そこからインスピレーションを受けた、孤独な鯨と幽霊の少女の物語をテーマにした楽曲と、先行シングルとして発表されている楽曲から構成され、それぞれの楽曲は同じバンドとは思えない程の強烈な個性を放ちながらも、不思議とトータリティを感じさせ、コンセプチュアルなアルバムとして非常に魅力に溢れている。
孤独感や美しさ、壮大なスケールをアルバム全体で表現しており、急成⻑を続ける栗山夕璃によるヴォーカルと歌詞、緻密な端倉鑛のアレンジ、繊細な仁井伯のピアノ、さらに三者による高度な作曲能力、それらが十二分に発揮されている。デビューシングル「レセプション」、テレビ東京ドラマ・町田啓太主演「ダメな男じゃダメですか?」 のオープニングテーマに選ばれた「コメディなヒーローになれたなら」、BSテレ東「日経ニュース プラス9」エンディングテーマに選ばれた「アグリースワン」、メンバーが代表作と自負する「Tiny」、その4曲の先行シングルに加え、新たに書き下ろされた4曲を加えた、ファーストミニアルバムとは思えない完成度を誇る全8曲。
2021年の終盤、最注目の新人と言っても過言ではない「Van de Shop(ヴァン・デ・ショップ)」が遂に始動。ボカロP蜂屋ななし として活動を終了後名義を変え復活、バンドではヴォーカル・ギ ターを担当する「栗山夕璃(くりやまゆうり)」、その一連の蜂屋 ななしの作品群で抜群のボカロアレンジを聞かせマニピュレーター としても活動する「端倉鑛(はしくらこう)」、高度なピアノの演 奏技術を持ち、バンドのサポートや自らもボカロPとして活動する 「仁井伯(ひといはく)」、そのメンバー全員が作詞・作曲・編曲 をおこない、三者三様の高いレベルが融合したオリジナリティ溢れ る楽曲群は、これまでネット系と言われるアーティストとは一線を 画すもの。デビューシングル「レセプション」は言わずもがな、ほ かストックされている楽曲も大きな可能性を感じさせるものとなっ ている。アーティストビジュアル・ロゴデザインをクリエイティブ チーム・PERIMETRONのOSRINがディレクションを担当するなど、 MVクリエイターや楽曲に参加するミュージシャンも豪華な布陣で制 作されることが決定しており、2021-2022にかけて、彼らが音楽 シーンの話題をさらうことは間違いないだろう。
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