Base Uのジャケット写真

歌詞

上海雉啼

THE YUINOWS

100万回は陽が昇ったけど

ちょっとも進んじゃいない

人工降雨/サイエンスフィクション

転校生のスカートの長さ

一切合切が想定内、ありがちな構造論気取り

誰よりも大事な君との明日のためにって

生きてみたいけど、いつのまにやら

ある朝起きたら 一人ぼっちだ

上海の雉は啼く、啼く

寝ぼけ眼を諭すように

20歳の俺は泣く泣く…

懐郷病が続きそう

純朴な心殺して磨いてきた大道芸

緘黙症のフランケンシュタインも

尻尾を振り笑わせたかった

不安定で 不明瞭で、ありがちな強迫観念に

俺だって例外じゃなくて

逃げ出してきたクチだよな…

洗濯物が乾く前に

君の心が変わっちゃいないか

突然の土砂降りで

君の気持ちは変わってしまう

北半球の暗がりで

君の心は変わっちゃいないか

太陽が昇るまでに

君の気持ちよ、変わらないで

人類の寝静まる夜

ただ分かるのは死ぬことだけ

技術 才能 俺は無く、泣く

どんな努力もしたくない!

上海の雉は啼く、啼く

助けてくれと咽ぶように

酔いどれの目に浮かぶのは

ベルヴェデーレのクリムト

20歳の俺は泣く泣く…

今日も仕事だ 起きなきゃ

  • 作詞者

    文学

  • 作曲者

    THE YUINOWS

  • レコーディングエンジニア

    クロスロードスタジオ

  • ミキシングエンジニア

    クロスロードスタジオ

  • マスタリングエンジニア

    クロスロードスタジオ

  • グラフィックデザイン

    藤原早苗

  • ギター

    Ecri, 文学

  • ベースギター

    Yo

  • ボーカル

    文学

Base Uのジャケット写真

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2025年3月23日にリリースされる『Base U』は、2021年4月6日に結成されたバンドTHE YUINOWSが、初の公式音源としてリリース・配信開始する5曲構成のEP。

楽曲面では、日本国内のメジャーロックバンドとインディーズ・オルタナティブロックバンドの影響を強く受けつつ、独特で聴き飽きない楽曲構成と聴き心地よいサウンドの組み合わせを目指した勢い良く明るさのある楽曲スタイルが特徴。

アンサンブルは、ローミドルな帯域で地声を張り上げるボーカルと、ペンタトニックスケールを中心としながらもバッキングまたはリードと言った画一的な分担に収まらないギター2本によるシンプルでありながら独特なフレージング、ルードで直線的なローサウンドを確保しつつも要所でハイフレットの音域をリフレインするベース、聴きなじみ良くかつ型にはまらないドラムといった、オルタナティブロックの美味しいポイントを貪欲に追いかけた構成。

作詞面では、ギターボーカルを務める文学による内省的かつ文学的なスタイルが特徴。若年層の貧困、宇宙、病気、明日への不安、モラトリアムなどをモチーフとしつつ、各曲に通底して、ポジティブさとネガティブさ、希望と諦め、無限と有限など、背反する概念を成立させ一曲の中でテーマとしている。

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