※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。
渋谷系の洗練されたコード進行(ヴィンテージ・シティポップ風のメジャーセブンス)と、ノイズロックの凶暴性が激しく衝突する、BPM92のオルタナティヴ・トラックです。トレモロピッキングやワーミーバーによる過激なアーミング(ダイブボム)が、ピアノの美しい旋律に対して不協和音を生み出し、そこへ和を感じさせる和太鼓のアクセントが加わります。シンコペーションを多用した4/4拍子のリズムが、リスナーに心地よい方向感覚の喪失(ディスオリエンテーション)をもたらします。
ボーカルは、囁き声から絶叫へと極端なダイナミクスを描くシアトリカル(演劇的)な女性の声。アナログディレイによるゴーストエコーが、ネオンの残像のように響き渡ります。歌詞は、山手線の窓に映る自分の顔を見つめながら、東京という巨大な都市に呑み込まれていく孤独と、そこにある種の「居場所」を見出してしまう依存的な心情を描いています。過剰に洗練された観光客向けの明るいシティポップとは対極にある、都市の暗部やトラウマを浮き彫りにしたサウンド。アウトロでのサックスの客演(カメオ)が、ほろ苦い余韻を決定づけるシネマティックな一曲です。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。