「死にたいなら死ねばいい」
なんて優しさじゃないって当たり前に思ってた
ラッパーなのにかける言葉が見つからないなんてダサいって思ってた
俺は溺れそうバタつかせる手足を
その様ただ見てよテトラポット
「都会にいた時と逆の立場だ」と
姿が見えぬ君に言われてるよう
波に揉まれ目が荒いコンクリート
小石が混ざっているテトラポット
元の姿想像するけどその必要ないな
負った傷も恥じてないから
皆が負ってる傷
目の前の君の傷
サインがあればすぐに包みこむから
俺はひとりで君が泣いているのを見てた
波に打ちつけるテトラポットみたいに
傷を癒すのは近くにいて認めることさ
だから俺は港へただそばで佇んで欲しくて
昔は「大人の涙」に
抱いてた罪悪感でも今は肯定できる
もし君が何かあったら
花瓶の水を差し替えるようそばにいる
机の角に投げ出された本の栞のようそばにいる
双極で夜中部屋の隅から自分を俯瞰しては
顔をぐちゃぐちゃにしてゴミ箱に吐いてた
そんなときテトラポットがあったらって時が経って思うんだ
そんなたらればあの時の傷は消せないだから
俺はひとりで君が泣いているのを見てた
波に打ちつけるテトラポットみたいに
傷を癒すのは近くにいて認めることさ
だから俺は港へただそばで佇んで欲しくて
- 作詞
Waku
- 作曲
Hvsh da D.E.W
Waku の“テトラポット”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
BLIND
Waku
- 2
BARRIER TOWN SOUTH
Waku
- 3
BLACK OUT
Waku
- 4
WHITE CUBE
Waku
- 5
三文字
Waku
- 6
二文字
Waku
- 7
自由に (2024 Remastered)
Waku
E - 8
自由だけど
Waku
- 9
コモン (interlude)
Waku
- 10
さざ波の記憶
Waku
- 11
釣り
Waku
- ⚫︎
テトラポット
Waku
E - 13
港
Waku
- 14
血は巡る
Waku
都会と田舎、黒と白、あの人とこの人、自己と他者、水と血。地続きの中で繰り返される二項対立の中で彼はどこへ向かうのか。ストーリーテリング仕様となって表現されるToTのリーダーWakuの最新作。
アーティスト情報
Waku
物事を遠くから見つめるような歌詞と日常的、直接的な表現の組み合わせによって生み出される彼の哲学は現代社会に生きる多くの人を惹きつける。自身を「犠牲」や「媒体」とするその姿勢には他者に対して委託をする意思と自己が等身大であることを強調していることが垣間見える。クリエイティブ集団ToTを牽引するWakuは何を見つめ、何を為すのか。
Wakuの他のリリース
ToT