行方のジャケット写真

歌詞

テトラポット

Waku

「死にたいなら死ねばいい」

なんて優しさじゃないって当たり前に思ってた

ラッパーなのにかける言葉が見つからないなんてダサいって思ってた

俺は溺れそうバタつかせる手足を

その様ただ見てよテトラポット

「都会にいた時と逆の立場だ」と

姿が見えぬ君に言われてるよう

波に揉まれ目が荒いコンクリート

小石が混ざっているテトラポット

元の姿想像するけどその必要ないな

負った傷も恥じてないから

皆が負ってる傷

目の前の君の傷

サインがあればすぐに包みこむから

俺はひとりで君が泣いているのを見てた

波に打ちつけるテトラポットみたいに

傷を癒すのは近くにいて認めることさ

だから俺は港へただそばで佇んで欲しくて

昔は「大人の涙」に

抱いてた罪悪感でも今は肯定できる

もし君が何かあったら

花瓶の水を差し替えるようそばにいる

机の角に投げ出された本の栞のようそばにいる

双極で夜中部屋の隅から自分を俯瞰しては

顔をぐちゃぐちゃにしてゴミ箱に吐いてた

そんなときテトラポットがあったらって時が経って思うんだ

そんなたらればあの時の傷は消せないだから

俺はひとりで君が泣いているのを見てた

波に打ちつけるテトラポットみたいに

傷を癒すのは近くにいて認めることさ

だから俺は港へただそばで佇んで欲しくて

  • 作詞

    Waku

  • 作曲

    Hvsh da D.E.W

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都会と田舎、黒と白、あの人とこの人、自己と他者、水と血。地続きの中で繰り返される二項対立の中で彼はどこへ向かうのか。ストーリーテリング仕様となって表現されるToTのリーダーWakuの最新作。

アーティスト情報

ToT

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