Japanese Rap-Chibana Tai Vol.2 Front Cover

Lyric

saji ni haru

Chibana Tai

窓辺で揺れる 匙先の花風

寂しさばかりに 大概ごまかされ

思い出すたび ようやく心晴れ

椅子を引く音に 食卓の面影

味噌汁の向こう 湯気越しの声

僕のこれからと 夢を見届け

目を閉じるたび 欠けない微笑み

庭先を染める 枯葉に木漏れ日

別れを知るほど 春過ぎ脆いよ

夕暮れに残る 杏色の記憶

季節が巡れば 日々は色香濃い

指先が触れた 引き出しの便り

両手に伝わる 茶碗のぬくみ

片付ける前に わざとゆっくり

あの日と同じく 包み込んだ手を

ページに挟んだ 古い献立帳

匙に春を ひと掬い

君との季節を 悲しみだけにしない

笑った時間は 消えずに混ざって

これからの僕を 静かに養う

匙に春を ひと掬い

空いた椅子にも 穏やかな日が来る

会えない今日にも 君は息づいて

暮らしの続きを 優しく支える

棚の奥にある 指跡残る瓶

蓋を開けたなら 海が綻ぶ日

名前を呼ぶたび あの日のあなた

風に揺れている 窓際の若葉

記憶を結んで 言葉・糸辿り

ほのかに戸惑い 遅咲きの香り

歩いてみるほど これ無理とか多い

季節を越えても 袖口の名残

箸を置く音だけ 夕食の静けさ

それでも浮かぶ 空想・恋・夢だ

刻み込め証 木匙の手触り

日々へ溶けゆく 痛み越えた愛

ふいに蘇る 台所の口笛

窓を開けるたび 太陽と踊る日暮れ

古い録音から 荒いデモ聴く

座るたび思う 花冷えの椅子

匙に春を ひと掬い

君との季節を 涙で閉じたりしない

交わした言葉は 暮らしへほどけ

迷った足元を 静かに整える

匙に春を ひと掬い

明日の献立を また考えてみる

僕が生きるたび 君も日々を渡り

何気ない場所で 隣にいてくれる

ページをめくれば 甘夏の暦

あなたの言葉や 花が懐に

寂しさの蔓が きて絡んだって良い

今なら渡せる 言えなかった礼

迷いも混ぜ込む 明日への匙加減

思い出の庭で 舞う絵と咲いた縁

二人分ほどの 春を盛る皿

あなたの優しさ ちゃんと飛ぶから

匙に春を ひと掬い

君との季節を 終わりに数えはしない

食卓に座り 今日を噛み締めれば

懐かしい声が 明日を支える

匙に春を ひと掬い

会えない日々にも 優しさは育つ

君を忘れずに 僕は歩いてゆく

新しい季節へ 記憶を連れながら

空になった皿を 重ねる夕べ

匙には小さな 温もりが残る

  • Lyricist

    Chibana Tai

  • Composer

    Chibana Tai

  • Mixing Engineer

    Chibana Tai

  • Mastering Engineer

    Chibana Tai

  • Vocals

    Chibana Tai

Japanese Rap-Chibana Tai Vol.2 Front Cover

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