長い髪を靡かせる
冷たい風は遊んでいる
寒さに少し縮こまる
君を見ていたあの夜
目を君に向けるたびに
背を向ける気になれぬ日々
目に映るその全てに
君を見る僕はまだ一人
足りぬものを探す
知らず知らず数えだす
両の手では足りず
そうして今日も日を重ねる
目を君に向けるたびに
背を向ける気になれぬ日々
手を伸ばすその先に
確かに君はいるのに
縮まらぬ距離
つもらせた想いが
両足を重くする
とめられぬ時間
早まるこの胸の
鼓動のように流れてゆく
今さらどう声をかけて
何を話せばいい
それすらもわからない
(冷めてゆくこのコーヒー)
まるで急かすように
(冷めぬままの恋)
湯気も立つほどに
日に日に熱を帯び
届くこの距離
積もらせた想いは
追い風にさえ変わる
いつかその時
早まるこの胸の
鼓動が君に伝わる
どうしたって話したくて
何もせずにはいられない
これからも変わらない
- 作詞
Roka
- 作曲
Roka, Co-3oly
- プロデューサー
Co-3oly
- 共同プロデューサー
Roka, Co-3oly
- ギター
Co-3oly
- ベースギター
Co-3oly
- ボーカル
Roka
- ピアノ
Co-3oly
- プログラミング
Co-3oly
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冷めぬまま
Roka
R&Bやソウルなどをルーツにオリジナルな音楽性を表現する、新進気鋭のシンガーソングライター「Roka」。クールでシックな印象を与え、ミュージックラバーやアーティストたちを中心にリリース直後から多くの注目を集めたDebut Single「CUTENESS」がJ-WAVE『SONAR TRAX』に選ばれるなど、話題に事欠かない彼の2nd Singleが早くも完成。
今作も本人が作詞・作曲。想いを寄せる相手に対して、共に過ごしてきた時間が足枷となり声を掛ける、距離を縮める勇気が出ないという感情から描き出されたストーリーのリリックは、冬の寂しさ、物悲しさを内包しながらも、それでも居ても立っても居られなくなる、という人間には誰しもが持つ普遍的な感情の起伏が表現されている。
楽曲の持つ「冬」のイメージを元に、Co-3olyがトラックをプロデュース。足音のようなビートが特徴的で、主人公の感情が昂っている様に呼応するように、徐々に情景が開いていくサウンドスケープが印象的な一曲となっている。