Lyric

裸足のままで飛び込んだ

気がついて！まだ叱らないで

結んだ指が解けている

賭けているはずなのに

悲しいことに檻に入る

嬉しいことに答えがある

好き？嫌い？もう、わかってない

そろそろ家に帰らなきゃ

憧れかけて何百回

あの子に頼って伸びた爪

相容れない理想と現実も

くるっと回って味わいたい

認めるために頬張った

噂の餌は砂の味

何度も呼んでまだまだ届いてはくれないみたい

理想像ばっか追いきれない

慎ましく手首を縛っている

それも多分しょうがないからね

きみの飼い慣らした

手で人らしく

濡れた目の痛みが

心地よくなる前に

ねえ、代わってぬ

わたしを認めてビースティ

乾いた袖のサムネイル

気がついて！まだ見捨てないで

苦い夢が迫っている

逃げているはずなのに

間違いだけの頭の中

きみは知らないふりをする

奪ってない、噛み付いてない

それでも二度と帰れない

誇れるわけがない

外気が冷たかっただけ

大好きな思い込みを

叶えてよ

人目につく食べ残しも

泥まみれの手のひらも

冗談だ

俯いたって見逃せない

良識と非道で騙している

それも多分わかりきってるのに

きみの手が妬ましく

背をなでられる期待も

してられないから

丁寧に抜け出して

急いでフィクションに備えたい

きみのために笑うビースティ