

「生きててごめんね」
しゃがみ込み陰を折り畳み
それでも横切る働き蟻に圧し掛かり消す
夜が更ける
星明りの業にも懲りた先
灯火揺らいでちゃ近寄りがたい
暗い部屋 閉じ籠り絵を描く
跡形もなく消え去るのが最善の策… 知ってる
嫌なものは見ずに生き抜くのも一手
だが切っても切れないものを着て歩く
Past…そんなカスを脅かす
生命活動低迷さすもの
煙たゆたうところ灰の舞う数をかぞえる
庭でふかしていると台所から聞こえる舌打ち
神の雷は無慈悲に撃ち落される
偶発性… 空白へ向かい数百年
不毛な罪に苦悩が積み
寿命は尽き… いや死のうが無理 不老か不死
無知を庇い 蝕む不治の病
俺が立つことで描いた陰
存在する害悪に苛まれ
大丈夫… 全部俺が蒔いた種
罪を重ねる もし償えたらユリを咲かせる
たまに思う「俺が生きていることはただの迷惑だ」と
贅沢な体たらく 軽薄なせいじゃなく
喜怒哀楽に先行する死の快楽
生きながらえてしまったあくる日の罪悪
生きている上での自己愛
火のないところに煙はたたない
一足先に咲いてしまった壁面の花の
色合いは薄れゆき儚きかな
違う可能性を貴方には託したい
どうせなら咲かない花じゃなくて
この火の上でも実をつけてよ
理不尽不条理に沈み無性に苛立つ自分を
蔑み冷ややかす憎き流浪人
星の彼方にまた旅に出る前にひとつ言わせてよ
「俺だってずっと独りだって寂しかったんだよ」
道端の花ですら殻を破り芽吹く
俺は脱ぎ捨てたはずの殻を被りえずく
孤独病 絡まりついた糸をほどくように
いずれ俺も葉緑を色濃くも彩るよ
栄枯盛衰なのに生を削り
森羅万象 皆最初は温かく産まれ
俺が死んだ場所は冷たくなる
この生を二度と繰り返したいとは思わない
俺はこの真っ黒な画用紙に貴方と色を塗り愛し合いたい
もし俺でも希望を生み陰に咲きこの生を全うできたら… なんて
生きてたくない 惨めなくらい
それなのに思い描ける死に目は辛い
「生きててごめんね」幾度と唱えて
聴く音途絶えて死ぬほど悶える
- Lyricist
NOMADE theZuicidalCrow
- Composer
Jerry the Producer
- Recording Engineer
Ryuta Toduka
- Vocals
NOMADE theZuicidalCrow

Listen to The World as Will and Impulse by NOMADE theZuicidalCrow
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- ⚫︎
The World as Will and Impulse
NOMADE theZuicidalCrow
- 2
Paradise and Curse
NOMADE theZuicidalCrow
- 3
Gravity and Compassion
NOMADE theZuicidalCrow
- 4
The Nadir of Despair
NOMADE theZuicidalCrow
Artist Profile
NOMADE theZuicidalCrow
2018~2020年までカナダにてラップ活動。 2025年に日本にて本格的にラップ活動開始。 エモラップをベースとしたポエトリーラップを手掛ける。
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