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Lyric

The Nadir of Despair

NOMADE theZuicidalCrow

白い花をつけて茎は折れていた

そいつに一縷にも満たない望みを込めてみたんだ

馬鹿げてる… なのに今日もちょうど隣で眺めてる

お前を通して俺は俺を覗く

声にもならない声轟く… のを聴く

浴びせられた世の毒がまだずっと尾を引く

胸の奥 わからずまた筆を置く

天上と天下

元凶の点へ向かう現象の変化

その線上の蓮華

取り除かれた苦痛 なのに取り残された鬱

世に落とされた不遇を噛み締める

押し殺された夢遊病患者の夢

狂う傍観者の腕を手に取って歩みを始める

いつも目の前は煙いてる

Requiemの下に芽吹いてくお前に懸けている

相変わらずの虚無な今日が提示する不可能に

耳を塞ごうとしていた俺がいまや修羅道を歩む

光る燃料に代わる自殺念慮

皮肉をよそに沁みるほとぼり

生きるその時にだけ射す一縷の望みに身を捧げる

失われる性や蝕まれる身体

酷くなった不眠症不整脈

もし眠れたら誰も立ち入れない無人の夢に描く物語

それはあまりに長閑な日

絶対手にするから殺さないで…

でも殺された

また生き返ったら与えられる意味やら期待

聞き流す右から左 だが感じ取っていた君から光

命を掬う

信じたいから詩になら祈りを綴る

独りを映す満ちた月に沁みた愚痴

塵が積み そう死したユリ 息は尽き まだ続けてる生きたふり

「君が好き」また自分に言い聞かす

このままでもいい気がする

祇園精舎の鐘の音 疑問の裏の汗と鼓動

夜空に紛れて地に光る 幾粒も残って道になる

ちっぽけな夢の一個目すら叶えられず

くだらない愚痴と言い訳を言っとけ

引っ込め じっと目を凝らす

選んだ帰路は最適な解

自己破壊的な愛

結んだ実の中に笑みはない

だが血の赤い熱した胚はもう芽吹こうとこのひと時も足掻く

明けの明星 陰の表象

だけど野太く生きられた暁に感じた雨の恩情

死し天と地に在る誇らしげな一輪の美

左手に灯る七輪の火

飽き足らず虫は火に入んとし

花鳥風月 記憶はもう薄れる

寝る間も惜しんで多少充血したまなこを擦る

ただのボロ屑が花と世を吹く

繋ぎ止めるならがむしゃらにただ緒を解く

胸に驕り 夢見心地 時既に遅し

日暮れに踊り また水辺に淀み

血に塗れて泥になる

生き恥経てこの身ある

白い花は新緑にもたれた

萎れるほどに立ち上がる貴方に俺は悶えた

野垂死んだ果て 枯れ切った花弁

なのに背を伸ばして陰を生む貴方を見て汗を拭う

ちっぽけな花は俺が渇かぬよう陰を編んだ晴れの真ん中

世に落とされた穢れの讃歌が流れてやまない

絶望のきわみで佇んでても

えずこうが陽射しへ向かっていればいずれ

自分を消すような痛みで溢れているとしても

ちょっとでも報われる所に自分を召すような気がして

  • Lyricist

    NOMADE theZuicidalCrow

  • Composer

    Jerry the Producer

  • Recording Engineer

    Ryuta Toduka

  • Mastering Engineer

    Ryuta Toduka

  • Rap

    NOMADE theZuicidalCrow

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Listen to The Nadir of Despair by NOMADE theZuicidalCrow

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  • 1

    The World as Will and Impulse

    NOMADE theZuicidalCrow

  • 2

    Paradise and Curse

    NOMADE theZuicidalCrow

  • 3

    Gravity and Compassion

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  • ⚫︎

    The Nadir of Despair

    NOMADE theZuicidalCrow

Artist Profile

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