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ギターケースに落ちる、小さな金属音。
拍手でも評価でもない、ほんの一瞬の反応。
「小銭の音」は、
路上で歌う彼女が初めて世界と触れた夜を描いた一曲。
誰かに選ばれたわけでも、認められたわけでもない。
それでも確かに、“届いた”と感じた瞬間があった。
前半はアコースティックギターだけで始まり、
2コーラス目からリズムとストリングスが静かに重なる。
音数が増えても、感情は叫ばない。
この曲は成功の物語ではない。
「歌っていい」と、初めて自分に許した夜の記録だ。
**Yuu(ユウ)**は、路上ライブから活動を始めたシンガーソングライター。 アコースティックギターを軸に、日常の風景や社会との距離感を、 感情を煽りすぎない誠実な言葉で描く。 派手な主張や断定を避け、 「誰のせいでもない違和感」や 「考えながら生きること」をテーマにした楽曲が特徴。 怒りや答えを提示するのではなく、 立ち止まり、迷い、それでも選び続ける姿勢を音楽に刻んでいる。 その歌は、路上で鳴らしていた頃の距離感を保ちながら、 聴く人それぞれの生活にそっと入り込む。 Yuuにとって音楽は、正しさを証明するためのものではなく、 今日を自分の足で生きていくための声である。
SNAP