Lyric

夜が明ける

それだけが僕の目を覚ます理由なんだけど

隙間から差し込む光に浮かぶgloomy

どうやら、この人生は雁字搦め

つばめのように低空飛行で

雨避けてはいられないみたいだ

今ね、僕が声を荒げたら

誰かが察してくれる淡い期待

意味ない未来暴いたら

僕をヒーローと崇めて

おかしなことばっか地雷原

一歩、また一歩

ここは夢の中か現実かわからない

背伸びして見た垣根越しの景色

思うより感じないエモーション

見知らぬ声　この世はケセラセラ

無為な時間を見過ごして消えていく

息が止まる　鼓動も早くなって

生きていることを思い出す

気がつけば忘れ去られた

僕のカラの声

「せーっので皆一斉に」

哀しいこと言うんだね

僕の鼓動と君の鼓動

全然違うじゃない

壊れたラジオみたいに

いつもアナリスト

足りない言葉に

目を閉じては向かい風

繰り返し同じとこをなぞる

描いては剥がしたメッセージ

届かない、届くわけがない

今の僕の全てを晒け出しても

息を凝らし、一切を隠すように

思いつく限りの自己否定

気がつけば傘の外は今にも晴れる気配

開けた世界

僕の役目をいつまでも探している

夜が明ける

それだけのことで目が覚めて

隙間から溢れた光に

映し出された塵が舞う

僕の息に君の意識

混ぜ合わせて褪せていく景色

今ね、僕が声をあげるから

曖昧な未来に生きていくんだ

背伸びしてみた

飛べるはずもなくて

零れた涙はきっとメッセージ

見知らぬ声の行方を辿ったら

あの日の自分が笑っていたんだ

息を吸って、声を荒げてみた

高鳴る鼓動に感じたエモーション

僕にとってのヒーローは

君に向ってひた走る

それだけで目が覚める自分だったんだ