Lyric

溺れ死んだら

誰か喘ぎに気付くでしょうか

屋上に足を掛ければほら出来上がり

「自殺少女」

雑踏の中で立ちすくむ僕

いつのまにか夢に

引きずりこまれていく

僕は夢で生きる屍

生ぬるい夢の中でしか生きられない

僕は孤独に愛された屍

強くなる必要なんてない

誰にも優しくなんてならない

でも汚い傷を見る気はないさ

孤城の中を揺らすジレンマ

このままただ色褪せたくはない

僕は色に生きるニンゲン

鮮やかな色がなきゃ生きられない

僕は時に殺されるイキモノ

「背負ってる」だなんて

我儘でしょう？

誰にも頼りはしないなんて――

――でもまだ現実見る気はないさ

だから一人溺れる

重たいセーラー服を脱ぎ捨てると

切り傷にしみる海水

痛みなんて分からない

夢と知れば覚めてしまうならば

気づかないフリをすればいい

儚い世界から抜け出して

美しい夢だけ見ていたい

いつまでも僕を狂おす

小さな世界