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幼い頃に信じさせられた“綺麗事”は、
大人になるほど“綺麗な嘘”へと姿を変える。
支え合いは競争に、優しさは仮面に。
個性を讃える綺麗事は、
気付かぬうちに競争力を奪い、
この国の衰退すら静かに促していく──。
嘘と真実の狭間で揺れる心を描き、
“綺麗事への殴り込み”とも言える黒い哲学を宿した、
退廃と葛藤が滲むグランジロック。
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「綺麗な嘘」
Lyric∶KISHI
それは遠い遠い昔話
「みんなが一等賞だから」
という綺麗な嘘を学び
そしてやがて来る 受験戦争
「助け合い全員合格」
という綺麗な嘘の上書き
でも現実は静かに削られる
椅子取りゲームだった
いつも隣で支えてくれた
君の手は暖かかったのに
蹴落とす瞬間(とき)だけ
一番綺麗に笑っていた…
輝いたメッキの化粧した
不条理なこの世界で
残酷な道徳で育った心
偽りの笑みを浮かべる
錆びたニオイの香水した
不条理なこの世界で
見知らぬフリしてる 群衆の中
壊れそうな心 抱えたまま
今日も嘘と真実の隙間歩く
それも遠く近い昔話
「勝ち負けは関係ないから」
という綺麗な嘘を教え
そして僕自身が塗り重ねた
「切磋琢磨で全員出世」
という綺麗な嘘をバラ撒く
気付けば僕も無意識で踊る
サバイバルゲームで
差し伸べてくれた温もりさえ
握り潰す力に変えて
蹴落とす時だけ
心の奥で笑っていた…
偽りのメッキは剥がれない
嘘で満ちるこの世界で
守る為の犠牲と言い聞かせ
奪うことでしか生きられない
錆びたニオイも剥がせない
嘘で溢れたこの世界で
割れたガラスに映る 自分の姿
救われることない 加害者の姿
明日も嘘と真実の狭間で迷う
努力すれば夢は叶う?
信じるものは救われる?
行方不明の募金活動
繰り返す無意味なエコ活動
さあ笑顔で手を取り合おう
綺麗な嘘に染めた手で…
綺麗な嘘で撒いた種
終わらないこの世界で
綺麗な嘘で咲いた花
騙されていることも知らずに
今日も綺麗な嘘を撒き散らす
綺麗な嘘に染められて
弱りゆくこの世界で
満たされない心が叫び
見知らぬフリして蹴落とし
明日も綺麗な嘘が増えてゆく
逃れられない…
逃れられない…
作詞家 KISHI。 日常に差し込むわずかな光と、その背後に広がる影。 幸福と孤独、希望と絶望といった相反する感情の対比を、情景描写を通して言葉に落とし込む。 楽曲ジャンルは90年代風ロック、J-POPを軸に、歌詞の世界観に応じてオルタナティブ、歌謡曲、ヒップホップなど多彩に展開。作品ごとに最適なサウンドを選び分ける。 作詞は自身が手がけ、作曲およびボーカルはAI生成によって制作。 人間の感情とテクノロジーが交差することで生まれる楽曲は、美しさと痛みが共存する独自の余韻を残す。