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「幻燈のフレーム」は、別れの後の日曜の午後、父が残したスライド映写機を回し、最後の一枚の後に残る白い光に、まだ撮られていない未来の気配を見出す時間を描いたミディアムテンポのシティポップ。
二四六沿いの三茶の部屋、押し入れから取り出した段ボール、カシャンと送られる厚紙のフィルム、国道16号の褪せた夕焼け、そして壁に焼き付く真っ白な光――逃げてきたはずの故郷が光と色だけの場所として立ち上がり、空白だったはずのフレームが未来の気配を帯びていく。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、許すでも恨むでもない第三の場所に不在の人を置きながら、過去を仕舞わず部屋の隅に残す大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、家庭に普及した記録再生装置、記憶の映像化、離れた街への視線を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
最後のスライドが通り過ぎた後、何も映っていないはずの白いフレームが眩しく光り、喉で溶かした「ありがとう」はまだ言葉にならない。
映写機の電源を切らずに少しだけ窓を開け、段ボールを押し入れに仕舞わず部屋の隅に置く――そんな再生の兆しを描いた楽曲。
Produced by nanayon music.
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
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