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「溝のプロローグ」は、「たまたま」と装って通い続けた時間が、一枚の取り置きによって読まれていたと知る土曜の夕暮れに、意志を誰かに預けず自分で針を上げて帰路につく大人の静かな選択を描いたミディアムテンポのシティポップ。
三茶の古着屋奥の小さなレコード屋、埃っぽいビニールの匂い、カウンター越しに差し出された紙袋の盤、ポケットの硬貨、そして夕暮れの街に紛れていく足取り――「また来ます」を言わないまま守ってきた距離が、通いの痕跡を相手に読まれていたと気づいた瞬間、静かに揺らぎ始める心象風景を浮かび上がらせる。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、読まれることを恐れないが、読まれた上で流されることを避けたい大人の感情。誰かの待つ時間に自分の居場所を預けてしまわないよう、言葉の代わりに盤を受け取り、会計を済ませ、自ら針を上げて店を出ていく、選ぶ意志の在りか。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、都会の夕暮れ、レコード屋の空気、沈黙のやり取りを通した恋の駆け引きを描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
盤を受け取り、会計を済ませ、振り返りかけて振り返らない。夕暮れに紛れる鞄の角が脇腹を打つたび、指先に残る熱よりも、自分で選び取った沈黙のほうが重くなっていく。
――そんな、意思を言葉に変えずに身体で示す大人の決断を描いた楽曲。
Produced by nanayon music.
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
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