ボクの中の荒野のジャケット写真

歌詞

My hometown

水澤伸治

煙たくて埃っぽい部屋の中で 俺達はギターをかき鳴らし

大好きなレコードを聴かせあっては 見えないものに価値を見出そうとして

みんな躍起になっていたっけ

蒲田川崎横浜関内 君のバンドを、授業をさぼって見に行ったんだ

雨の夜 元町シェルガーデン

君達が鳴らすロックンロールに 胸をときめかせた

親父の車にアンプを積んで カーステレオからは陽気なブルーアイドソウル

俺たちの夏に 終わりなんか来ないって 誰もがみんな そう信じていたさ

今も 今でも思い出せるんだ タバコと汗のにおい あのときの嘘とリアル

おまえのことを愛して 憎んで 魂を分かち合えたヨル

叩きつける雨が街中を 洗い流し

朝になってできた 大きな水溜りを

俺達は口笛を吹きながら飛び越えたっけ

みんなどこに行っちまったんだろう?帰ってくるのかな?このホームタウンに

雨に濡れたアスファルトの上を 裸足で歩き回り

閉鎖されたメッキ工場を 隠れ家にして遊んだ

暴走族のクラクション 曇り空の下 羽田に向う飛行機を見上げてた

長距離トラックの運転手になった俺の友達が

たった一度だけ 馬鹿でかい愛車を見せに来てくれた

「またな」って言って別れてから もう会うことはなかったけれど

狭くて細い裏通りを走り抜け 眠たげな緑色の電車を待つ

汚れた川のそばで君と別れた 誰かの落としたサンダルが迷子になっているよ

  • 作詞

    水澤伸治

  • 作曲

    水澤伸治

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PGR所属のシンガー・ソング・ミュージシャンの配信デビュー作。夢中になって聴いていた大好きな60年〜80年代のロックをルーツに、様々なジャンルを吸収して吐き出した意欲作をお届けします。

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