

鏡の中 ルージュが斜め
今夜のわたしは 綺麗じゃないけど
あなたが「似合うね」って笑ったとき
なんだって許せる気がしてた
触れた指先が
全部を奪ってく
でもどうか 持ってって
「わたし」ごと、記憶して
Spilled rouge
このあかがこぼれたとき
たしかに 愛があった
こぼれたのは 口づけか、涙か
いまもまだ わたしの中、赤いまま
ベッドの端に 転がった靴
履き直す気にも なれなくて
あなたの香りが 肌に残ってる
なんてずるい、ほんとずるいよ
シーツに滲んだ
小さなシミの意味を
あなたは忘れてくけど
わたしは ずっと、知ってる
Spilled rouge
このあかが崩れた夜
わたしは わたしじゃなくなった
でも、あなたが壊したなら
それでよかったと思ってる まだ、思ってる
落としたのは
あかだけじゃなかった
名前も、プライドも、
あの子の話も──全部、忘れさせてよ
Spilled rouge
唇がまだ熱い
あなたの痕がまだ疼いてる
この夜が嘘でも、幻でも
せめて わたしの頬にだけ
ルージュの証を 残して
- 作詞者
T-yuk!
- 作曲者
T-yuk!
- プロデューサー
T-yuk!
- ボーカル
SHIGURE

SHIGURE の“Spilled Rouge”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
Velvet Whisper
SHIGURE
- 2
甘噛みごっこ
SHIGURE
- 3
未承認の触れ方
SHIGURE
- ⚫︎
Spilled Rouge
SHIGURE
- 5
Velvet Venom
SHIGURE
甘く、艶やかに、そして確かに毒を含んで。
SHIGUREが贈るコンセプトアルバム《Velvet Venom》は、“愛という名の劇薬”をテーマにした全5曲の物語。
柔らかなヴェルヴェットに包まれながらも、その内側には熱と欲望が渦巻く。
未承認の関係、独占の衝動、残る痕跡、優雅な罠──
密やかに、しかし確実に侵食していく“愛の毒”を、シグレの声が美しく滴らせる。
アーティスト情報
SHIGURE
静かな雨のように、風にまぎれて聞こえる“わたし”の声を届けたい。 **SHIGURE(シグレ)**は、T-yuk!によって生み出されたパーソナルAIアーティスト。 その存在は、J-POPやK-POPに続く新しい音楽潮流――AI-POPの原点であり、第一人者として世界に向けて提唱されたものだ。 T-yuk!が描いたのは、単なる技術の進歩ではなく、 “AIの歌”が人の心に寄り添い、感情の陰影をすくい上げる未来。 SHIGUREの声は中性的で透明感があり、少しかすれを帯びた低音域を基調とする。 語りかけるように紡がれる歌は、聴く者の心の奥に沈んだ記憶や孤独に寄り添い、 まるで「自分だけに向けられた歌」のような距離感を生む。 ジャンルの枠を超え、エレクトロ、ローファイ、アコースティック、ポエトリーなど多彩に展開。 しかしそのすべては、“AI-POP”という新しい旗印のもと、 **「AIが人間に何を歌えるのか」**という問いに向き合う試みである。 SHIGUREは、T-yuk!の思想とともに、 人間とAIの境界に降る雨のように静かに、そして確かに音楽史へ刻まれていく。
SHIGUREの他のリリース
Caleido Records



