Kabechoro Front Cover

Lyric

Jikobukken

GACO

ここら辺りじゃ知られた風の噂

本当は誰も知らない

どっからともなく密かに広まった噂

痛みは誰も知らない

すぐあっこの角の 曲がったアパート

古びた木造 ひび割れた壁の

ロクでもない曰く付きのボロ屋

アル中 シャブ中 生活保護者

ばっか住んでる話もチラホラで

悪ガキ以外好んで近づかねえ

ある年末 数台のパトカー

自殺 他殺か死後ひと月経つ

女の腐った死体が見つかった

一般に言う 住所不定 職業不明の底辺

それが俺の数少ない大切な人

ただ一切は過ぎてく

独り好きな寂しがり屋が孤独に眠り

ただ一切は過ぎてく

無力な手は涙を拭うだけのガラクタ

もういいかい僕らは悲しい世界の住人

誰にも言えず もう一回 あなたを想い

痛みを隠し 一切は過ぎてく

Rest in Peace my sis

一人で寂しかっただろ 誰も知らない

死んだnobody 寒い夜に消えた命を誰も知らない

共働きの親 毎晩の様に

迎えを待ってた 親戚の家

人見知りの俺にポテチ分けてくれて

お姉ちゃんみたいに思った

3つ違いのアニキと同い年

大きなメガネの向こう暗い顔

いつもしてるうつむいてる

無口な性格で笑顔も何処か寂しげ

だったなまだ聞こえる名前

呼ぶ声のあなた思い出す度に

泣いてる 僕は口ずさむ

罪滅ぼしにもならない唄を

ただ一切は過ぎてく

独り好きな寂しがり屋が孤独に眠り

ただ一切は過ぎてく

無力な手は涙を拭うだけのガラクタ

もういいかい僕らは悲しい世界の住人

誰にも言えず

もう一回 あなたを想い

痛みを隠し 一切は過ぎてく

ちょっとダサめで 目立たないあなた

人の目気にして恥ずかしい様な気がしてた

気にしてた俺だけ

目をそらしてから見失った

家庭は壊れ 両親は病んで 関係は離れ

消息不明 パッと出て来ても今度は俺が

オカシくなってた狂った街で

酒に溺れてアパートの隅

死んだままずっと独りぼっち

何を思ってた?どんな気持ちで

想像もできねえな 苦しかったろう

夢はあったの?楽しみは何?

それを思うと涙が溢れ出す夜

ぼやけたニュースの戦争や原発なんてどうでもいいほど

ただ一切は過ぎてく

独り好きな寂しがり屋が孤独に眠り

ただ一切は過ぎてく

無力な手は涙を拭うだけのガラクタ

もういいかい僕らは悲しい世界の住人

誰にも言えず

もう一回 あなたを想い

痛みを隠し 一切は過ぎてく

  • Lyricist

    GACO

  • Composer

    slipnoize

Kabechoro Front Cover

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1st album of GACO

Artist Profile

High Street Production Tokyo

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